11月スタートは、北日本や東日本では不安定な天気で、急な雨や雷雨に注意が必要。一方、西日本では晴れて、快適な陽気となりそうだ。
関東も雷雨のおそれ
11月スタートとなる1日(月)は、北日本や東日本では湿った空気や上空の寒気の影響を受け、大気の状態が不安定となる見込み。雲が薄くなったり、晴れ間が出たりしていても急に雨が降り出すおそれがある。発雷確率も、日本海側では午前中から、関東や東北の太平洋側でも特に夕方以降は高めとなる予想で、雷雲が発生する可能性もある。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。また、降ひょうのおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。
一方、西日本は高気圧の圏内にあたり、晴れる所が多くなりそうだ。ただ、その分空気の乾燥が進む見込み。火の取り扱いに注意し、喉や肌の保湿も心がけたい。
西日本は夏日の所も
日中の気温は、晴れる西日本を中心にこの時季としては高く、鹿児島などでは25℃以上の夏日の予想となっている。東京も19℃まで上がり、日曜日と比べると高くなりそうだ。ただ、朝晩との気温差には注意が必要で、特に雨や雷雨の後は急に冷える可能性もある。体調を崩さないよう、服装などで気温差を上手く調節するよう気をつけたい。
(気象予報士・佐々木聡美)