生産意欲向上へ 小林の生産者、シェフと懇談

宮崎観光ホテルで開かれた小林市の農産物生産者とホテル関係者との懇談会

 小林市の農産物を使った料理や土産を提供する、「こばやしフェア」を開催していた宮崎市の宮崎観光ホテルで10月28日、小林市の農産物生産者らを招き、ホテル関係者との懇談会が開かれた。食材がどのように調理され提供されているか知ってもらうことで、今後の生産意欲向上につなげてもらおうと企画した。
 懇談会はレストラン「一木一草」で行われ、生産業者7人が参加。チョウザメの天ぷらや麦みそ風味のピラフなど、小林産食材を使った料理を食べ、なごやかな時間を過ごした。
 同店では約40品をビュッフェ形式でそろえるが、フェアではその半数ほどで小林産食材を使用。礒野雅章シェフ(65)は「あまり食べる機会のないチョウザメやコイなど川魚も人気を得ている」などと説明した。
 参加した、エノキなどキノコ類を生産する玉光園の古川博子営業部長(44)は「パスタやおひたしなどさまざまな料理に使われておりうれしい。キノコ料理の可能性の広がりを感じた」と話していた。

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