巨人の左腕メルセデス投手(27)が二軍戦で圧巻の投球を見せた。
31日のフェニックスリーズ・日本ハム戦(宮崎・サンマリン)で3番手で登板したメルセデスは、最速148キロ直球と変化球で3回48球3奪三振の完全投球を披露。
「シーズンからの(疲れは)回復できたので、今日は非常に球もきていたし、次のステージには準備できていると思います」と腕をぶした。
阪神とのファーストステージ第3戦、あるいはヤクルトとのファイナルステージ第1戦の先発が見込まれる左腕は「まだ登板日は決まっていないけど、監督に言われた(その)日には全力でいきたいと思います」と前を向いた。
五輪ではドミニカ共和国のエースとして銅メダルを獲得。その疲れもあり後半戦は2勝4敗と白星に恵まれず7勝5敗の成績に終わった。それでも疲労さえ抜ければ侍ジャパンを7回途中1失点に抑えたボールは健在。左腕が下克上への強力なピースとなりそうだ。