衆院選が31日投開票され、和歌山3区から立候補した自民党の二階俊博前幹事長(82)は危なげなく圧勝。13回目の当選を確実にした。
自民党幹事長として、永田町で権勢を振るった二階氏だが、天敵で知られる岸田文雄首相(64)の誕生で、幹事長を退き、党内でも力を失いつつあった。選挙前には勇退、三男に地盤を譲る話も持ち上がったが、公認で保証が得られないとあって、自身の立候補となっていた。
二階派VS岸田派の暗闘は続くとあって、ソデにされ続けている二階氏が逆襲に出る可能性があり、岸田首相は難しいかじ取りを迫られる。