31日投開票された衆院選の静岡5区に無所属で立候補した細野豪志氏(50)が、自民党の吉川赳氏(39)、立憲民主党の小野範和氏(48)、無所属の千田光氏(43)を退け、当選確実となった。
民主党、希望の党と渡り歩いた細野氏がようやくゴールにたどり着く。2年前に二階派入りしたものの野党で要職を務めていただけに自民党入りのハードルは高く、衆院選では無所属での立候補を余儀なくされた。
政見放送がないハンディながらも選挙前に「負けたら政界を引退する」と退路を断ち、娘との対談動画を投稿するなど、孤軍奮闘。自民党では、小選挙区で勝ち上がった候補を迎え入れるのが慣例で、今後は細野氏の悲願の自民党入りできるかどうかが注目される。