ジャーナリストの池上彰氏（７１）が司会を務める選挙特番「池上彰の総選挙ライブ 家族で楽しむ選挙特番！」で自民党の小泉進次郎氏（４０＝神奈川１１区）に「人気にかげりが出た？」と鋭く迫った。
これまでの選挙特番では、池上氏の〝進次郎ウオッチ〟がひとつの売りとなっていた。
池上氏はインタビュー冒頭から「以前ですと応援演説に行くと、みんながワー！ キャー！ と大変な騒ぎになる。今回はそうでもないところもあった。小泉人気にかげりが出たんじゃないか？という声もありますが、ご自身はどのように受け止めてらっしゃいました？」と意地悪く迫った。
これに小泉氏は「良い時も悪い時もありますよね。地元、横須賀、三浦がありがたいなと思うのは、昨日（３０日）の街頭演説で過去最大の人を集めていただいた、苦しいとき、逆風のときこそ、俺たちがやってやると。こういう地元に本当に感謝です」と答えた。
池上氏はなおも「小石河連合」に属することで「冷や飯を食わされた？」とたたみかけたが、小泉氏は「政治の世界は戦（いくさ）ですから。総裁選も、党内も最大の戦ですから。負けたら、それ相応の報いを受ける。私は当然のことと受け止めています。力をつけて頑張ります」とかわした。
あきらめない池上氏は「今回は戦に敗れたと。再起を期しているということですね？」「大臣となってから考え方が変わった？」などと食い下がり、「環境大臣となってからは、さまざまな発言がまるでポエムだと言われてきましたが」と〝ポエム大臣〟呼ばわりで挑発。ただ小泉氏は「まあいろんな声が出ますから。全てを受け止めて、力をつけていきたいと思います」と乗らず、〝戦〟に発展することはなかった。
