【全日本】T―Hawk、エル・リンダマンがアジアタッグ王座防衛成功「最強タッグに優勝候補として参戦する!」

アジアタッグを防衛したリンダマン(左)とT-Hawk(東スポWeb)

全日本プロレス・31日の後楽園大会で、アジアタッグ王者のT―Hawk(31)、エル・リンダマン(26)組が青柳優馬、青柳亮生の兄弟コンビを下しV2に成功。目前に迫った「世界最強タッグ決定リーグ戦」(11月13日、東京・後楽園ホールで開幕)優勝を誓った。

連係に長ける王者組が、貫録の勝利を収めた。入場でリンダマンが青柳兄弟のTシャツを着て入場し優馬から「いいTシャツ着てるじゃねえか」と声をかけられるとビリビリに引き裂いて揺さぶりをかけることに成功。その後も挑戦者組がペースを握りそうになると、スピーディーな連係で揺さぶり試合を有利に進める。最後はT―Hawkが肩に乗せた亮生にコーナーから飛び付いたリンダマンがコードブレイカーを決める合体技「AKACHOCHIN」で3カウントを奪った。

試合後、青柳兄弟を「あいつらまだまだ三下」などとこき下ろしたリンダマンは「今日は世界最強タッグ決定リーグ戦の前哨戦みたいなもんだから。勝って当たり前だ。俺たちはアジアタッグ王者だけど、世界タッグより権威が低いなんて誰が決めた? 世界タッグ王者の諏訪魔、芦野も確かに優勝候補かもしれない。だけど今日見て分かっただろ? 俺たちも優勝候補として参戦するからよ。覚悟しておけ!」と高らかに叫んだ。これにT―Hawkも「1も100もねえんだ。俺たちが100ナンダヨ、ばかやろー!」と同調。猛威を振るう〝外敵コンビ〟が最強タッグの台風の目になりそうだ。

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