【大相撲】九州場所新番付が発表 照ノ富士が名実ともに最高位に

照ノ富士(東スポWeb)

大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の新番付が1日、発表された。9月の秋場所後に元横綱白鵬の間垣親方が現役を引退。横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は番付上でも一人横綱となり、名実ともに最高位の重責を一身に背負うことになった。

実力的には照ノ富士が優勝候補の最右翼となるが、懸念材料が全くないわけではない。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)は、愛弟子が慢性的に不安を抱えるヒザのケアについて「地方場所は普段行っている病院とは違うところに行かないといけないので、それはちょっと心配。本人も考えてやると思う」と指摘している。

先の秋場所も優勝の結果とは裏腹に、ヒザの状態は限界近くに達していた。東京とは環境が一変する九州の地では、今まで以上に細心の注意を払いながら土俵に臨むことになる。照ノ富士は「(今場所)いい成績を残せるように一日一日を大切に頑張っていきたい」と意気込むが、番付の頂点に見合った力を発揮できるか。

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