追い込まれたアストロズが打線を組み替え 不振のブレグマンを7番に

ブレーブスとのワールドシリーズで1勝3敗と後がない状況に追い込まれたアストロズ。ダスティ・ベイカー監督は2対3で敗れた第4戦の試合後、打線の組み換えを行うことを示唆していたが、その言葉通り、第5戦は打順の入れ替えが行われた。なかなか調子が上がらないアレックス・ブレグマンが3番から7番に降格。これに伴い、カルロス・コレアが5番から3番、ユリ・グリエルが7番から5番に移動している。今季メジャー最多得点をマークした強力打線は目を覚ますだろうか。

2019年に41本塁打を放ってOPS1.015を記録し、MVP投票2位にランクインしたこともあるブレグマンだが、ここ2シーズンは故障もあって低調。昨季は42試合でOPS.801、今季は91試合でOPS.777に終わった。ポストシーズンに入ってからも調子は上向いておらず、ここまで14試合に出場して放った長打は地区シリーズの二塁打1本とリーグ優勝決定シリーズの本塁打1本だけ。ワールドシリーズでは4試合で14打数1安打(打率.071)と全く打てず、日本時間11月1日に行われる第5戦では7番に降格することになった。

ブレグマンは今季6番で5試合にスタメン出場しているが、打順が7番以下になるのは8番でスタメン出場した2017年のリーグ優勝決定シリーズ第1~2戦以来4年ぶりのこと。7番に入ったのは2017年8月16日のダイヤモンドバックス戦が最後である。アストロズが第5戦を制し、再びヒューストンのファンの前でプレーするためには、打線の奮起が必要不可欠。7番に降格したブレグマンが本来の打棒を取り戻せるか注目だ。なお、アストロズの第5戦のスタメンは以下の通り。

(二)ホゼ・アルトゥーベ
(右)マイケル・ブラントリー
(遊)カルロス・コレア
(左)ヨーダン・アルバレス
(一)ユリ・グリエル
(中)カイル・タッカー
(三)アレックス・ブレグマン
(捕)マーティン・マルドナード
(投)フランバー・バルデス

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