【WS】アストロズが意地の逆転勝利 決着は第6戦以降

【アストロズ9-5ブレーブス】@トゥルイスト・パーク

ブレーブスが3勝1敗と1995年以来26年ぶりの世界一に王手をかけて迎えたワールドシリーズ第5戦は、1回裏にブレーブスがアダム・デュバルのグランドスラムで先制したものの、アストロズが意地を見せて逆転勝利。対戦成績を2勝3敗とし、シリーズの決着は第6戦以降に持ち込まれた。アストロズは先発のフランバー・バルデスが3回途中5失点で降板後、リリーフ陣が合計6回1/3を無失点に抑える好投。ブレーブスは3番手A・J・ミンターが誤算だった。

いきなり4点のビハインドを背負ったアストロズは直後の2回表に反撃を開始。打撃不振で7番に降格となったアレックス・ブレグマンにタイムリー二塁打が飛び出すと、マーティン・マルドナードの犠飛で2点目を奪った。3回表にはカルロス・コレアのタイムリー二塁打で1点差に迫り、ユリ・グリエルのショートゴロの間に同点。3回裏にフレディ・フリーマンのソロ本塁打で勝ち越されたものの、4回表には代打で登場したザック・グレインキーがライトへの痛烈なヒットを放ってチームを盛り上げた(投手がワールドシリーズで代打安打を放つのは98年ぶり)。

5回表は二死2・3塁のチャンスを作り、ブレーブスはブレグマンを敬遠して満塁策を選択。しかし、アストロズはマルドナードの押し出し四球で同点とし、代打マーウィン・ゴンザレスの2点タイムリーで勝ち越しに成功した。7回表にマルドナード、8回表にはグリエルのタイムリーで1点ずつを追加。3番コレアが3安打2打点、5番グリエルが3安打1打点の活躍を見せ、不振のブレグマンにもタイムリー二塁打が飛び出すなど、ダスティ・ベイカー監督の打線の組み換えがピタリとハマった。

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