ブレーブスは本拠地で世界一決定ならず 2013年Rソックスが最後

1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけていたブレーブスは、日本時間11月1日に行われた第5戦に5対9で敗れ、本拠地アトランタのトゥルイスト・パークに集まったファンの前で歓喜の瞬間を迎えることはできなかった。本拠地のファンの前でワールドシリーズ制覇を決めたのは2013年のレッドソックスが最後(胴上げ投手は上原浩治)。第6戦と第7戦はアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われるが、ヒューストンでワールドシリーズ制覇を決めるのはどちらのチームだろうか。

昨年のワールドシリーズはドジャースがホームゲームの第6戦でワールドシリーズ制覇を決めたが、新型コロナウイルスのパンデミックによる中立地開催だったため、試合会場はドジャー・スタジアムではなく、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドだった。

2019年のナショナルズ、2018年のレッドソックス、2017年のアストロズ、2016年のカブス、2015年のロイヤルズ、2014年のジャイアンツはいずれも敵地でワールドシリーズ制覇が決定。過去には1954~59年に6年連続でビジターチームがワールドシリーズ制覇を決めた例があるが、もしブレーブスが敵地ヒューストンで歓喜の瞬間を迎えると、7年連続は新記録となる(中立地開催の2020年を除く)。

2014年以降のジンクス通り、ブレーブスがあと1勝して26年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めるのか。あるいは、アストロズが残り2試合に連勝し、2013年のレッドソックス以来8年ぶりに本拠地のファンの前で歓喜の瞬間を迎えるのか。もしアストロズがワールドシリーズ制覇を成し遂げれば、4勝先取制のワールドシリーズでは史上7度目となる1勝3敗からの逆転劇となる。

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