【大相撲】一人横綱の照ノ富士に芝田山親方がエール「先頭を走ってもらいたい」

九州場所での連覇に期待がかかる照ノ富士

大相撲九州場所(14日初日、福岡国際センター)の新番付が発表された1日、日本相撲協会の広報部長を務める芝田山親方(元横綱大乃国)が横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)にエールを送った。

9月の秋場所後に元横綱白鵬の間垣親方が現役を引退。照ノ富士は番付上でも一人横綱となり、名実ともに最高位の重責を背負うことになった。芝田山親方は後輩横綱に向けて「自分の体調管理、特にこれから寒くなっていくから。とにかく(古傷を抱える)ヒザの致命傷なところをしっかりとカバーしていくこと。(相撲は)いかに相手を捕まえてしまえば、慌てる必要はない。ただ、捕まえられなかったときの動きの中で攻められると、急所を突かれることになる。一番一番自分の相撲、負けない相撲を取っていくところが大事」とアドバイスを送る。

その上で「照ノ富士には下位の者を引っ張ってもらいたいし、先頭を走ってもらいたい。それに誰がついていくのかというところ。一番強い横綱の先頭集団には、やはり大関陣とか三役陣もまざっていってほしい。(場所の)中盤まではしっかりと先頭を走って引っ張っていってもらいたい」と奮起を促した。

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