PR向けロゴやシール製作 「日南かつお一本釣り」

日本農業遺産に認定された「かつお一本釣り漁業」をPRするために製作されたロゴマークやのぼり旗

 日南市地域の「かつお一本釣り漁業」が今年2月に日本農業遺産に認定されたことを受け、市や漁協、経済団体などでつくる協議会は、ロゴマークやシール、のぼり旗などのPRグッズを製作した。今後、加工品に貼ったり店舗に置いたりするなどして”カツオの町”を市内外へ広く発信していく。
 製作したのは「日本農業遺産日南かつお一本釣り漁業保全推進協議会」(会長・高橋透市長)。ロゴマークは6月に公募型プロポーザルで募集し、宮崎南印刷(宮崎市)が提案したデザインを採用した。一本釣りされたカツオが大空に舞い、背景には飫肥杉が描かれている。
 ロゴマークは大小2種類のシールにもあしらわれ、今後はカツオの加工品などに貼る予定。また、のぼり旗や一本釣りのPRポスターも市内の事業所に設置するという。
 先月中旬には同市南郷町のめいつ漁民センターでロゴマーク発表とPRグッズの贈呈式があり、高橋会長が南郷漁協の江藤久義組合長にのぼり旗を贈呈。「日南かつお一本釣り漁業アンバサダー」で、本県住みます芸人のチキンナンゴーの2人にもシールなどが託され、「市内外にPRし、日南を盛り上げたい」と意気込んだ。 高橋会長は「一本釣りの漁法を広く知ってもらい、消費につなげていきたい」と話していた。

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