NHK党・立花党首は議席ゼロでも手ごたえあり!来夏参院選へ新庄監督にラブコール「ウチは兼業OK」

ぶっ壊すポーズで気勢を上げる立花党首(東スポWeb)

10月31日投開票の衆院選で、立花孝志党首(54)率いる「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)は議席ゼロに終わった。さぞかし気落ちしているかと思いきや、全くそんなことはない。立花氏は来年の参院選へ向けて確かな手ごたえをつかんでおり、再び〝あの男〟にラブコールを送るというのだ。

衆院選に30人を擁立したNHK党だが、議席獲得はならなかった。それでも立花氏は前向きで、最大の収穫として実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(49)を選挙の舞台に引きずり出したことを挙げる。

堀江氏は昨年の都知事選で、顔写真のポスター使用許可や政経塾での講演など、陰から同党を支援していたが、衆院選では吹っ切れたかのように政見放送に2度出演し、街頭演説には3度も応援に駆け付けた。

政治家転身こそ拒否しているものの立花氏は自身が実践した、当選しても議員辞職して後進に譲るという〝DH出馬〟なら可能性があると確信している。

さらにワンイシューを掲げる政治団体を集結させる諸派党構想で、大分1区から立候補した野中美咲氏(25)が、政見放送で医療用大麻の解禁を訴えた。

これに反応したのが、元女優の高樹沙耶氏(58)だ。2016年の参院選に高樹氏は、大麻解禁を訴え出馬しただけに、「大麻なんて公約にすることは恐ろしいほどの風当たりがあることは経験した私が誰よりも知っている」「大麻取締法は変えてほしいが立花、堀江の両氏が嫌いだから入れないという方も考えてみてほしい」と、ブログでNHK党支持を表明していた。

堀江氏や高樹氏の応援で勢いづく立花氏は、さらにあの男にも白羽の矢を立てた。「監督で立候補するのは面白い。参院選に出てくれた最高。ウチは兼業OK。盛り上げてほしい」と言うのは、来季からプロ野球・日本ハムの新監督に就任することが決まった新庄剛志氏(49)だ。

立花氏はかねて新庄氏に立候補を打診し、色よい返事があったことで話題になった。

「新庄さんは政治をするタイプではないが、国民の関心を引くためには必要な人。来年夏の参院選に出るとなったら、ちょうどペナントレースが盛り上がっている時。オールスター前で面白い」

無理難題なのは承知のうえでアタックし続ける考えだ。

ほかにも立花氏は実業家の前澤友作氏(45)、元「雨上がり決死隊」の宮迫博之(51)らの名前を挙げ、「これまでの政治家には任せられないと芸能界、経済界から一気に政界に来れば流れは変わる」と参院選へ向け、気勢を上げている。

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