寒冷渦で北日本は荒天

きょうは日本海にある低気圧が西から近づき、北日本は津軽海峡周辺を中心に、天気の急な変化に注意が必要です。天気予報で「低気圧や前線の影響で雨」という言葉をよく聞くと思いますが、今回の低気圧は前線を伴っていません。寒冷渦（かんれいうず）と呼ばれる上空に寒気を伴った低気圧で、前線がないぶん雨を降らせる範囲は比較的狭いですが、雷や竜巻などの突風を伴ったりと、危険な激しい雨になるおそれがあります。
東日本と西日本は、秋の日差しが降り注ぐ所が多くなりそうです。ただ、九州や山陰地方などは雨の少ない状態が続いており、次のまとまった恵みの雨は８日（月）頃となるでしょう。

（気象予報士・益山 美保）

画像について：2日午前3時の天気図と衛星画像。