「IQが145もあるのは最悪」 ニューカッスルFWサン=マクシマンの“天才あるある”がおもしろい

ニューカッスルで10番を背負う24歳のフランス人FWアラン・サン=マクシマン。

彼は10代から「天才」として評価され、弱冠16歳でプロ契約を結んだ選手だ。

『RMC Sport』によれば、彼は幼い頃からスポーツ万能だっただけでなく、語学力などにも優れていたそう。

アラン・サン=マクシマン(ニューカッスルFW)

「本当だよ。実際、母はそれを確認するために、IQテストを受けさせようとしていた。

僕のIQはかなり高かったんだ。今でもそうなのかは分からないけどね(笑)。

それは多くのことやスポーツ以外の全てで大いに役立っているよ。理解や適応の速さでね」

「(子供の頃、母親から毎日10ユーロを貰っいたそうですね。それでお菓子を買ったり、誰かを助けたりしていた)

僕の家庭では、いつも分かち合うことの大切さを教えられていた。

少しでもお金があったら、友達とクラスで分け合うためのお菓子を買ったり、毎日学校に行くのに10ユーロは持っていない友達のために使ったりしていた。

だから、最終的には何も残らなかったけれど、常に分かち合うことを大事にしてきた。

僕ら家族は信心深いので、見返りを期待することなくあげることができるんだ」

「(その母親の意向でプロ契約をする前にIQテストを受けたそうですね。彼女は勉強に注力してほしがっていた。実際、あなたのIQは145だった。その時は感想は?)

最悪だよ。すごくきつかった。かなりのプレッシャーを受けるからね。

『アランには才能がある、楽勝だ』と言われるけれど、テストでいい点をとるのとは全然違う」

「(その才能にこたえなければいけない)

その通り。

アランには才能があると言われているのに、テストが本当に酷かったら、ブラフだと言われてしまう。

プレッシャーがすごかった」

「(あなたが他人より優れていることが分かった時、母親の反応はどうだった)

母はテストをするまでもなく、そうだと確信していたよ。

テストは彼女の武器だったんだ。『ほら、言った通りでしょ。あなたは自分のやるべきことが分かっているわね。サッカーは二の次で勉強に集中しなさい』と言うためのね」

「(その通りにした?)

いいや。母にとっては複雑だった。

彼女からすると、僕は色々な可能性を秘めていたから。母は僕が違う道に進むと考えていた。

僕はサッカーに夢中だったし、それにしか興味がなかった」

「(その後、母との関係は変わった?)

母からすると(サッカーに進むのは)必ずしも正しい決断ではなかったという意味で少し悪化したよ。

母はサッカーがもたらすものを知っていたし、実際、彼女は間違っていなかった。

批判や悪い人など、起きたこと全てに影響を受けたからね。僕ら家族は晒され、多くのことがあった。

もはや『匿名のアラン』ではなくなっていた。全てに注意しなければいけないアランになったし、何もできなかった。

殺害予告や批判もあったし、度を超えていた。

僕が子供の頃から、母はもっとずっと先のことを考えていた。母は常にそう言っていた。サッカー界はサメたちがいる狭い世界だと。

母としては、多くの問題を避けるために僕が学校に残るほうを望んでいた」

そんなサン=マクシマンは若くしてクレールフォンテーヌに入るために母と別れることになったが、13、14歳までは両親と一緒に寝ていたとか。

【動画】天才だったサン=マクシマン、えげつない衝撃ゴールシーン

彼はスポーツ的才能にも溢れていたそうで、手先は器用ではないものの、5年あればテニスでもプロになれるかもしれないとも話している。

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