中日・片岡二軍監督が正式契約「ついに来たかという気持ち」

会見で抱負を語った片岡二軍監督(代表撮影)

来季、中日の二軍監督を務める片岡篤史氏(52)が2日、名古屋市内の中日球団事務所を訪れ正式契約を結んだ。片岡氏は契約後に記者会見を行い二軍監督としての抱負を語った。以下は記者会見での一問一答。

――今の気持ちは

片岡氏 新鮮な気持ちですね。私も二軍監督は初めて。監督とは高校の時から今までも野球の話はしてきた。改めて監督からお話をいただいたときは身が引き締まるといいますか、ついに来たかという気持ちですね。

――二軍監督の就任を要請された

片岡氏 監督の思いというのはわかってましたし、チームを立て直すためには二軍からという監督のお話もお聞きしました。自分もやりがいがある。

――外から見ていたドラゴンズは

片岡氏 僕たちの現役時代は強くてナゴヤドーム(現バンテリンドーム)でいい思い出が全くなかった。昔のドラゴンズとはだいぶ変わってきているが、阪神同様、熱狂的なファンがいるというのは戦っていても感じる。

――中日には若い選手もいる

片岡氏 野手ですと根尾君、石川(昂弥)君。守備のこととかあるけど、ポジションはどこであれ、やっぱりこの選手は使わざるを得ないという選手になってくれるよう期待してます。

――どのような選手に注目しているか

片岡 どんな選手がいるかこの秋のキャンプで見なきゃいけない。名前を挙げた2人は注目されて入ってきているので期待しています。

――中日は打撃が課題

片岡 阪神でも打撃が課題と言われていた。打つことは難しいですけど、何かをつかんでこの世界で1年でも長く生きていけるような選手を育てたい。

――名古屋のファンに向けて

片岡 立浪新監督としっかりレベルアップして若い選手を底上げしていきたい。みなさんどうかよろしくお願いします。

――監督からはどういう風にやってほしいと言われているか

片岡 二軍というのを大事にしたい。レベルアップですよね。後は初めて名古屋に来るけど気を遣わずにやってくれと言われました。

――二軍全体をどういう雰囲気にしたいか

片岡 今の若い世代は僕たちの時代とは変わっている。そのへんを理解して選手をどう成長させるかを頭に置いてやっていきたい。

――立浪監督とはコミュニケーションを密に取りやすい

片岡氏 30年以上前に出会ってから常に、現役時代、引退してからも野球の話はしている。意思の疎通は今まで通りでいいと思います。もちろん監督と二軍監督の立場で、監督の意見や指導法、やり方を聞きながらファームに伝えていきたい。

――指導するうえで大事にしていることは

片岡氏 情熱。熱じゃないですかね。技術やメンタルも大事ですが、若い選手には熱を持って指導していきたい。

――外から見ていて根尾、石川昂の課題は

片岡氏 ずっと見ているわけじゃないけど。根尾に関してはあれだけ騒がれて入ってきて今年で3年が終わったじゃないですか。同年代の小園(広島)、藤原(ロッテ)に比べてちょっと引けを取っていると思う。いい意味で他チームの同年代のライバルに負けないようにやってほしい。4年目になるので今までと違った姿を見せてほしいと期待しています。石川昂はそんなに見ていたわけじゃないけど1年間通してケガが多い。この世界では強い体じゃないとレギュラー取れない。そのへんはしっかりとやっていきたいと思います。

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