藤井淳志が山﨑武司から贈られた至言「この人といい関係を築きたいと思ったら、最初に会った日に次に会う約束をしろ」

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東海ラジオ『大澤広樹のドラゴンズステーション』(火~金17:15~)10月27日の放送に、今シーズンで現役を引退した藤井淳志氏がゲスト出演し「ドラゴンズなんでもベスト3」のコーナーで「お世話になった人ベスト3」を発表した。

発表の前に藤井氏は「多くのみなさんにお世話になったし、順位をつけるのはむずかしい」と断った上で、まず、当日の番組コメンテーター山﨑武司氏を挙げた。藤井氏にとって山﨑氏は、山﨑氏が現役時代、また引退してからも、よく声を掛けてくれる先輩。その山﨑氏から言われたことを「今でも実践している」という。それは「この人と、いい人間関係を築きたいと思ったときには、すぐに2回目に会う約束をしろ」という言葉だった。

藤井氏は「野球選手として人と会う機会は多い。1回だけという人も多い。本当の人間関係は、自分で2回目に会う連絡を取って、会って、そこから始まる。『これだ』と思ってずっと続けている」と、山﨑氏のアドバイスに納得し、それを忠実に守り続けているとのこと。

山﨑氏は「人間、困ったときに(助けてほしいときに)人に連絡することが多い。しかし、何年も放っておいて、いきなり連絡してもだめ。常に1年に1回でも電話するとか、付き合いを続けていると、そういう人はちゃんとしてくれる。それがなくて、辞めるので何とかしてくださいと言っても遅い」と話した。

続けて「(藤井氏は)ちょっと危なっかしいところがあるように見えたので、最初に言っておいた」と、自身の背番号「22」の後継者で、同じ愛知県出身であり、やんちゃなところもよく似ている「かわいい後輩」にアドバイスしたことを明かした。

次に藤井氏が名前を挙げたのが、立浪和義氏。藤井氏が入団した年に「バッティングの指導などで、すごく目をかけてくれた」とのこと。そして、ヒットを続けて、そのままレギュラーとして出場するきっかけとなった入団4年目のオープン戦、その期間中に立浪氏から「今年のオープン戦は大事だろ。だから、俺がいいというまで外出禁止。野球のことだけ考えろ」と告げられた。

それを聞いて藤井氏は「正直、めちゃくちゃ嫌だった。いろいろなところに出かけたかったし、食事にも行きたかった」と思ったそうだが、それから「毎日、立浪さんが食事に誘ってくれた」ということだ。ここでも先輩の心遣いに感謝。

また、負けた試合の帰りのバスの中で、藤井氏が携帯電話を触っていたところ、宿舎に帰った後、立浪氏の部屋に呼ばれて説教されたことがあった。立浪氏に「試合に出ていた人間が、試合の帰りに何やってるんだ。負けた責任をもっと感じなきゃいけないだろう」と言われたことを、今でもはっきり覚えているという。

そして、もうひとりが、後輩の祖父江大輔投手。藤井氏は「ほんとにいいヤツ。よく食事にも行くし、ことあるごとに電話もかけてくる。引退試合で花束を渡す役を自ら願い出たと聞いた。彼が泣きながら、お礼の言葉とともに花束を渡してくれたときにはウルっときた」と話した。

大澤広樹のドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 17時15分~19時00分

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