「歌えなくなるかもしれない」――玉置浩二が語るコロナ禍での苦悩

NHK総合では11月11日に、「NHK MUSIC SPECIAL 玉置浩二×オーケストラ~たどり着いたライフワーク」(午後10:30)を放送する。

昨年、オーケストラとの共演で「田園」を歌い、24年ぶりに「NHK紅白歌合戦」に出場した玉置浩二。その圧倒的な歌唱力とオーケストラとの共演は大きな話題となった。玉置は、2015年にオーケストラと出会い、6年にわたって共演を続けてきた。オーケストラとのコンサートは全国各地で完売となり、人気公演となっている。番組では、その集大成ともいえる今年7月に行われた「玉置浩二 PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2021」から、「田園」「夏の終りのハーモニー」「メロディー」など、名曲の数々をたっぷりと紹介する。

また、「NHK紅白歌合戦」以来、久しぶりにカメラの前に現れた玉置にロングインタビューを敢行。オーケストラとの共演の歩みや、「もう、歌えなくなるかもしれない」と考えたというコロナ禍での苦悩、そして、日本中に大きなインパクトを与えた「NHK紅白歌合戦」出演までの思いを語るほか、妻の玉置典子が当時の玉置の様子を明かす。

さらに、シンフォニックコンサートを支えてきた指揮者の大友直人や、編曲を担当してきた山下康介がオーケストラと共に、玉置の歌がいかに進化してきたかを述べる。

近年、玉置は香港でシンフォニックコンサートを成功させるなど、アジアでの人気が高まっている。今回、17年に中国語で「行かないで」をカバーし、中国を中心に有名になったカザフスタン出身の歌手、ディマシュ・クダイベルゲンが玉置の歌の魅力を語る。

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