関東4強の壁厚く 攻守に力の差を痛感させられた白鴎足利

5回、マウンドに集まる白鴎足利ナイン=J:COMスタジアム土浦

 来春のセンバツ甲子園につながる第74回秋季関東地区高校野球大会第3日は2日、茨城県土浦市のJ:COMスタジアム土浦などで準々決勝4試合を行い、栃木県1位の白鴎大足利は0-9で山梨学院(山梨1位)に七回コールドで完敗し、4強入りを逃した。

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 七回表2死一、二塁。代打原田賢太郎(はらだけんたろう)が放ったライナー性の打球が、地面すれすれで右翼手のグラブに収まる。9点差の完敗に、肩を落とす白鴎大足利ナイン。「単純な力も、野球の質もはるかに高かった」。藤田慎二(ふじたしんじ)監督は力負けを認めるしかなかった。

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