ヒュンダイのオット・タナクがWRC最終戦モンツァを欠場。テーム・スニネンが代役に

 11月19〜21日にイタリアのモンツァで開催されるWRC世界ラリー選手権第12戦『フォーラムエイト・ACIラリー・モンツァ』を、ヒュンダイ・シェル・モビスWRTのオット・タナクが欠場することになった。欠場理由は「家庭の事情」としている。

 タナクは自身のソーシャルメディアに、次のように投稿している。

「申し訳ないが、家庭の事情によりACIラリー・モンツァに参加することができない。これは難しい決断ではあったが、必要なものだった」

「チャンピオンシップの最終ラウンドにおける、チームの幸運を祈っている。まだ、戦うべきことはたくさんある」

 タナクの代役としては、今季途中にMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームから離脱し、ヒュンダイ陣営へと加わったテーム・スニネンが指名されている。スニネンは10月のラリースペインにおいて『ヒュンダイi20 Nラリー2』を駆り、WRC2の2位でフィニッシュしている。

 ヒュンダイ・モータースポーツは次のような声明を発表している。

「ACIラリー・モンツァのラインアップを土壇場で変更することになった。残念ながら、オット(とコドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤ)は、個人的な家庭の事情によりイベントを欠席することを余儀なくされた。オットの幸せを祈るとともに、2022年にはオットがチームで再び活躍することを楽しみにしている」

「この間、WRCチームに加わるテーム・スニネンとミッコ・マルックラを歓迎する。このフィンランド人コンビが、オットとマルティンに代わってヒュンダイi20クーペWRCをドライブし、イタリアでのシーズンフィナーレを迎える」

Mスポーツ・フォードを離れヒュンダイ陣営に加わったテーム・スニネン

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