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「ジョクトーバー」の愛称で知られるジョク・ピーダーソン(ブレーブス)が史上9人目の快挙を達成し、メジャーリーグの歴史に名を残した。ピーダーソンは昨季ドジャースで自身初のワールドシリーズ制覇を経験。今季はカブスの一員としてシーズンをスタートしたが、7月中旬に移籍したブレーブスで2年連続のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。「異なるチームで2年連続ワールドシリーズ制覇」はメジャーリーグの長い歴史のなかで9人目しか達成していない珍しい記録である。
今季のピーダーソンはカブスとブレーブスで合計137試合に出場し、打率.238、18本塁打、61打点、2盗塁、OPS.732を記録。ポストシーズンではブリュワーズとの地区シリーズで2本の代打本塁打を含む打率.429(7打数3安打)、OPS1.714の活躍を見せた。古巣ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは1本塁打を放ったものの、打率.227、OPS.655、アストロズとのワールドシリーズでは打率.067、OPS.243と徐々に勢いを失っていったが、2年連続のワールドシリーズ制覇を達成。首にかけたパールのネックレスはチームのラッキーアイテムとなっていた。
「異なるチームで2年連続ワールドシリーズ制覇」を達成した9人の選手は以下の通り。
アリー・クラーク(1947年ヤンキース、1948年インディアンス)
クレム・ラバイン(1959年ドジャース、1960年パイレーツ)
ビル・スコウロン(1962年ヤンキース、1963年ドジャース)
ドン・ガレット(1976年レッズ、1977年ヤンキース)
ジャック・モリス(1991年ツインズ、1992年ブルージェイズ)
ライアン・テリオー(2011年カージナルス、2012年ジャイアンツ)
ジェイク・ピービー(2013年レッドソックス、2014年ジャイアンツ)
ベン・ゾブリスト(2015年ロイヤルズ、2016年カブス)
ジョク・ピーダーソン(2020年ドジャース、2021年ブレーブス)