【DDT】竹下幸之介と岡林裕二の壮絶肉弾戦は30分ドロー 互いに優勝後の再戦を熱望

岡林(下)にジャンピングニーを決める竹下(東スポWeb)

DDTのシングルリーグ戦「D王GRAND PRIX 2021 Ⅱ」が3日、大田区総合体育館で開幕。Bブロック公式戦でKO―D無差別級王者の竹下幸之介(26)が岡林裕二(39=大日本プロレス)と激突し、30分フルタイムドローに終わった。

驚異の怪力を誇る性豪と、一歩も譲らない攻防を展開した。エルボー合戦、ラリアート合戦からジャーマンスープレックスの応酬を繰り広げるも、互いに意地で立ち上がり続ける。

残り時間3分となったところでゴーレムスプラッシュを狙われた竹下は、ヒザを突き立てて迎撃する。だがクロスアーム式ジャーマンは阻止され、張り手、ラリア―トを浴びて劣勢に。さらにアルゼンチンバックブリーカーに捕獲されて窮地に陥ったが、背後に回ってスリーパーホールドに捕獲。そのままPlus Ultra(変型フェースロック)に移行したところで時間切れのゴングが鳴らされた。

死力を尽くしてのドローに竹下は「岡林選手との一戦は特別なんで。純粋にいまの絶好調の竹下幸之介の力試しをしたい。俺、強くなってるかなって確認を岡林選手相手にしたいというところで。プロレスの力比べは今日、この大田区総合体育館で全部やり切ったつもりです。イーブンですかね」と振り返った。「全勝優勝を狙ってたので、今日白星とれなかったですけど、もう全勝優勝はできないので、修正するという意味では、土はつけない。ノー黒星であとは優勝まで一気にいきたいと思います」と目標を修正する一方で「チャンピオンとして優勝して、岡林選手と再戦はどんな形であれ、しようと思ってます」と、将来的な決着戦の舞台を熱望した。

一方の岡林も「ホンマに悔しい。打っても打っても立ち上がってくる、アイツは。これで終わりちゃうからな。必ず残り全部勝って、竹下を完膚なきまでに叩き潰す。めちゃめちゃ悔しい」とキッパリ。リーグ戦制覇後の再戦を誓っていた。

なおもう1試合のBブロック公式戦は樋口和貞がHARASHIMAをブレーンクロースラムで撃破し、白星発進を飾った。

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