【スターダム】SWA王者・朱里が貫禄防衛 V8戦は小波かひめかか

朱里はAZMを下し7度目の防衛に成功(東スポWeb)

女子プロレス「スターダム」3日の川崎市とどろきアリーナ大会で、SWA世界王者の朱里(32)がAZM(19)を下しV7と共にワールド王座挑戦権利証も死守した。

ベルトと権利証をかけ、AZMと対戦した朱里は序盤から一進一退の攻防を展開。相手のスピーディーな動きに翻弄され、独特の入り方をする関節技に苦しむ場面もあったが、サソリ固めで腰と足を攻めて動きを鈍らせることに成功。そこから得意の蹴りを活かして押し込み、最後は白虎(変型マフラーホールド)でギブアップを奪った。

相手の猛攻を受け切った上で貫禄の勝利となった朱里は、V8戦の相手に小波を希望。当初10月9日の大阪大会での対戦が予定されたが小波の急性腸炎で中止になっているカードで、朱里は「小波が退院したばかりでまだどうなるか分かりません。もし小波が完全復活していたら、11月27日、試合をしたいと思っているので、今週中まで待ちたいと思っています」と訴えた。

するとそこへ朱里と同じ「ドンナ・デル・モンド」の一員・ひめかが現れ「休んでる奴を待っている間にその権利証奪われちゃうんじゃない? 案外敵は近くにいるかもね」と宣戦布告と取れる言葉を投げかけられた。次戦の相手は小波か、ひめかか。12月29日の両国国技館大会でのワールド王者・林下詩美への挑戦と完全決着を見すえる朱里は「私は誰が相手でも負けるわけにはいかない。この権利証、そしてSWAを誰が相手でも守り抜きます」と話したが、果たして――。

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