【衆院選2021】菅前首相、応援候補は25勝5敗 退陣1カ月、復権へ足がかり?

故郷・秋田での自民党候補の応援演説に登壇、両手を挙げて声援に応える菅前首相=10月25日夜、JR秋田駅そばの広場

 菅義偉前首相(衆院神奈川2区)が退陣してから4日で1カ月。永田町では「菅氏はオワコン(終わったコンテンツ)」(自民党細田派議員)と揶揄(やゆ)する声も聞かれる。

 しかし、今回の衆院選では同党候補の応援に奔走。12日間で少なくとも30人の選挙区で街頭演説などを行い、結果は比例復活を含め25勝5敗だった。「復権の足掛かりをつかんだ」(党幹部)との見方も出てきた。

 応援先は党ホームページなどで神奈川新聞社が確認し、25勝の内訳は選挙区12人、比例復活13人。党本部などからの依頼に基づき、立憲民主党代表に挑む埼玉5区、現沖縄県知事が地盤とした沖縄3区など主に自民劣勢区に入った。

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