PSG退団浮上のセルヒオラモスが“先輩”ベッカム率いるマイアミ電撃加入の可能性

2011年のチャリティーマッチで握手を交わすラモス(左)とベッカム(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の退団が浮上しているDFセルヒオラモス(35)が、デービッド・ベッカム氏率いる米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに電撃加入する可能性が出てきた。

セルヒオラモスはふくらはぎの負傷などにより今夏の入団後いまだピッチに立っておらず、復帰の見通しも立っていない。同僚選手たちから不満の声も出ており、クラブ側は来年1月の移籍市場での放出を検討している。

そうした中、新天地として意外なクラブが急浮上してきた。

スペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「インテル・マイアミが、冬の移籍市場でセルヒオラモスを連れて行きたいと考えている。フロリダクラブはチームに加入するよう(代理人の)レネ・ラモスに再度連絡した」とマイアミ行きの可能性を報じた。

クラブのオーナーを務めるベッカム氏は現役時代にレアル・マドリードでセルヒオラモスとともにプレーし、実力だけでなくその人間性も高く評価。「セルヒオラモスはMLSに参加したいという彼の願望を隠したことはなく、その先にはベッカムが会長を務めるクラブがある」と相思相愛の関係にある。

インテル・マイアミ側は獲得のためPSGに対して最大限の誠意を見せる構えで「来季の給与の半分以上を喜んで引き受ける。これは間違いなくPSGの給与問題を緩和し、その問題から解放する」と金銭面での課題もクリアになる見通しだ。

先輩にあたるベッカム氏が救いの手を差し伸べ、スターによる強力タッグが実現するのか、大きな注目が集まりそうだ。

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