最終有権者数 新潟県選管が訂正 衆院選

 新潟県選挙管理委員会は3日、10月31日投開票の第49回衆院選で比例代表の最終有権者数の集計でミスがあったと発表した。当初は187万6022人としていた選挙当日の新潟県内の最終有権者数(在外の有権者を含む)を187万6073人に訂正した。

 佐渡市選管が本来抹消するべき51人を二重計上したため。これにより、佐渡市の投票率を64.30%から64.23%に、新潟2区の投票率を62.67%から62.66%にそれぞれ訂正した。

 また、衆院選と同時に行われた最高裁裁判官国民審査でも誤りがあった。県内であった不在者投票の不受理を4件から5件に、投票用紙の持ち帰りを226件から225件にそれぞれ訂正した。新発田市選管が、不在者投票の不受理1件を計上せず、投票用紙の持ち帰りとして扱っていたため。

 新潟県選管の石塚和徳選挙係長は「今回の衆院選では多数のミスが発生し、深くおわび申し上げたい。検証をして適正な執行に生かしたい」と話した。

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