宝物とともによみがえる32年前の思い出 三浦・初声小でタイムカプセル開封

タイムカプセルに入っていた品々。手紙や手形、記念写真などさまざま

 三浦市初声町下宮田の初声小学校(八巻貞司校長、約450人)で、32年前のタイムカプセルが開封された。未来の自分に向けて書かれた作文や記念写真など懐かしい品々がよみがえり、当時の児童らは大切に持ち帰った。

 同校は1889(明治22)年10月26日、市町村制の実施に伴い誕生した。タイムカプセルは創立100周年を記念して1989年に制作。31年後に開封しようと、当時の在校生857人の作文や絵、写真、手形など思い出の品を保存袋に入れて大切に保管してきた。

 新型コロナの影響で1年開封が遅れたが、保存状態は良好で当時の状態のまま。開封した10月23日には39~44歳に成長した卒業生や当時の担当教諭らが同校を訪れ、作品を眺めたり同級生たちと談笑したりしていた。

 作品はまだ半分以上残っており、八巻校長は11月19日までの平日に事前連絡の上、受け取りに来てほしいと呼び掛けている。

 申し込み・問い合わせは同校電話046(888)3120。

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