人気シリーズでの人気キャラの座を射止めた遠藤憲一の下積み時代

4日に、米倉涼子主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第4話が放送されるが、遠藤憲一演じる外科部長・海老名敬が物語の中心となった。

米倉演じるフリーランスの天才外科医、大門未知子が病院内での敵や壁に立ち向かう人気シリーズの第7シーズン。

第4話では、主演舞台の公演を目前に控えた人気ミュージカル女優・四季唯花(凰稀かなめ)が、重度の甲状腺がんを患い「東帝大学病院」に極秘入院。

内科主導の切らない手術「ケミカルサージェリー」による治療を決定した内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)を相手取り、海老名敬が失言を放ち、蜂須賀の怒りがメラメラ。

外科に対し、唯花へのアプローチを許可すると同時に、海老名に対しては「外科手術で治せなかった場合、辞表を書いてください」と通告。海老名の運命やいかに?

「前シリーズでヒラの医局員にまで転落したものの、今シリーズでは不死鳥のように息を吹き返し、外科部長の座についた海老名はすっかりシリーズの人気キャラの1人として定着。米倉、西田敏行、勝村政信らと毎回、楽しそうにアドリブを交えた〝芝居合戦〟を繰り広げている」(テレ朝関係者)

東京生まれの遠藤は高校中退後、アルバイトを転々としていたが、ある日、劇団員募集の広告を見て軽い気持ちで入団。その後、役者業に興味を持ち難関として知られる劇団無名塾の選抜試験に合格して舞台俳優としてのキャリアをスタートさせたが、わずか10日で退団した。

22歳でドラマデビューしたが、その後は「Vシネマ」などで活躍。40代までは悪役としての認知度が高かったが、2009年にテレビ東京系の「湯けむりスナイパー」で連ドラ初主演を果たし、以後、すっかり人気俳優となった。

今期は「ドクターX」とフジテレビ系の月9ドラマ「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断リポート~」を掛け持ちしている。

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