“新婚”野呂佳代、「顔だけ先生」出演に「夫が親と同じぐらい喜んでくれました」

野呂佳代が、フジテレビ系連続ドラマ「顔だけ先生」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の11月13日放送・第6話に出演することが分かった。

本作は、ルックスは抜群だが教師らしいことは一切しない非常勤講師・遠藤一誠(神尾楓珠)が、閉塞感漂う教育現場に風穴を開ける予測不可能な学園ドラマ。野呂は、ドラマの舞台である菊玲学園の国語教師・加藤美佐江を演じる。超地味で存在感なしの国語教師で、未婚のまま出産を決断。しかも相手は教え子らしく…!?

野呂は「今回の加藤先生のような真面目な役はほとんどがやったことがなく、初めての挑戦という感じがして、難しいと思いつつも楽しみな部分もありました。自分にまさかこういう役が回ってくるなんて思ってもみなかったです」と驚いたそうで、「真面目で、 今まで国語教師を生きがいに一生懸命やってきた方という印象です。生活もたぶん、慎ましく質素な生活を心がけていた先生で、恋愛も全然していない。きっと今までの人生もそんなにモテてはいないんだろうなと思いました。自分でも女性としてはマイナスを感じていて、だからこそ国語教師を生きがいにしていたのかな」と印象を明かす。

そして、相手役の生徒とのシーンに関しては「実は特に何も話をしないままリハーサルに入ったので、逆にドキドキしてしまって。リハーサルで何かを得ようとしている自分もいました。でも、彼はすごく大人で優しそうというのは伝わってきて、
きっとあちらの方が、役者として先輩だなという気がしました(笑)」と振り返った。

ちなみに、プライベートでは昨年結婚。ドラマ出演について夫とも話したそうで、「旦那さんは私の仕事をめちゃくちゃ応援してくれる人で、いろんな仕事が来るたびにめっちゃ喜んでくれますし、気持ちの面でもサポートしてくれています。今回の役も親と同じぐらい喜んでくれました(笑)」とのろけつつ、夫は野呂の出演番組を欠かさず見ているということで、「バラエティー番組で私がアタフタしていても、『おいしいじゃない』とか『楽しそうじゃないか、よかったね』って。ドッキリにかかった時にも、『やっぱり、さすが面白いね』とか、ひたすらそう言ってくれるんです」と幸せオーラ全開。

最後に「世間体を気にして生きる幅が狭まるよりは、私はその時にしかできないことを大切にしながら生きた方が 、人生 楽しいと思うんです。もちろん、加藤先生のような出来事は本人にしか分からない感情があるとは思います。でも、 加藤先生もきっといろいろな葛藤がありながらも、愛情を持ってその人のために決断したことであって、いい人生になるための選択だと思うんです。今、考えの幅が狭い人が多いような気がしていて。でも、時には自分の感情に身を任せることもきっとすてきな人生だと思うので、見てくださった方に何かを感じてもらえたらいいなと思いました」とメッセージを寄せている。

なお、11月6日放送・第5話では、自由過ぎる非常識講師・遠藤の意外な過去が明らかになる。

生徒の間で拡散されているという動画。海外の戦場らしき場所で兵士を銃で撃つ1人の男。とどめの1発を浴びせた男がゴーグルを外すと、それは遠藤そのものだった。遠藤は元傭兵だとか、殺し屋だとかうわさも広まっている。学年主任の亀高千里(貫地谷しほり)が遠藤に真偽を確かめるも、否定も肯定もできないと言う。そんな中、生徒が書いたアンケートに「〇にたい」と書かれた紙が紛れているのが見つかる。〇は塗り潰されていて判別できないが、これが「死にたい」だったら大問題だ。亀高は早速生徒の筆跡を調べ始める。

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