原点は“もったいない” ガラスリソーシングが20年以上取り組むSDGs

原点は“もったいない” ガラスリソーシングが20年以上取り組むSDGs

 回収された大量の空き瓶…。

 ここは、これまで埋め立て廃棄処分されていたガラス類や陶磁器などを、安全無害で透水性の高い人工砂「造粒砂(ぞうりゅうさ)」として販売している、ガラスリソーシング株式会社です。

ガラスリソーシング株式会社 伊藤憲一 代表取締役 会長

「1998年に会社を創立し、今年度で23年目。ガラス瓶など1都13県で1日約300トン~350トンの処理をしている」

「そのほかに、成田支店・成田工場で自販機から出てくる容器を回収・分別している。綺麗に分別=そのものを単一にすることによって原料として生まれ変わるという仕事をしている」

SDGsの取り組みのきっかけは?

「SDGsは後から出てきた言葉で、“もったいない”が原点。我々は元々20年前からSDGsをやっている企業なんです。もったいないからSDGSに言葉が変わった。なので、原点は、すべてもったいないから始まった」

成田工場と本社工場、それぞれのSDGSの取り組み状況は?

ガラスリソーシング株式会社 人見磨 常務取締役

「2021年8月、成田工場の屋根に太陽光発電を設置した」

「これは成田工場全体の消費電力の4分の1をまかなう予定となっている。また、排水処理施設も併設し、そこから出てくるメタンガスをバイオマス発電として電気を生み出し、世の中に活用してもらう。そういう取り組みをしている」

ガラスリソーシング株式会社 茂木之浩 執行役員 本部長

「本社工場では、有事の際に活用するため、地域貢献の一環として2016年に災害用の備蓄倉庫 “蔵”を建設した」

「また、有事の際は電力が必要となるので、2つの自家発電機を設置している。自家発電機も軽油が必要なため、25リットルの軽油を確保したタンクを設置。そのほか水も必要になるため、井戸水を掘って、1000人が約1か月飲める水を確保できる“受水槽”も設置した」

SDGsの活動を通して目指すガラスリソーシングの“目標”とは―

「もったいないが、本質にある。あとは色々な手段がそこに存在する。簡単な話しだが“分別で始まって、分別で終わる”。そして、原料として使ってもらう。これからもずっと徹底的に取り組んでいきたい」

 なお、SDGs活動に取り組むガラスリソーシングは、チバテレが行う「チバテレSDGs推進キャンペーン」に協賛しています。

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