大阪建設石綿訴訟で集団和解

屋根工含む33人

© 一般社団法人共同通信社

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い肺がんなどを発症したとして、元労働者らが国に損害賠償を求めた集団訴訟は4日、大阪地裁で原告33人と和解が成立した。原告側代理人によると、5月の最高裁の統一判断で国の責任を認めなかった屋根工に従事していた人も、屋内での作業が多かったとして含まれる。

 国は1人当たり最大1430万円の和解金など計約4億3540万円を支払う。

 最高裁は「国が対策を怠ったのは違法」との統一判断を示す一方、屋外作業では粉じんの濃度が下がり、危険を認識できなかったとして国とメーカーの責任を否定していた。