神奈川・黒岩知事「総じて言えば野党が負けた」 今回の違いは野党共闘、13区では寄与も

定例記者会見を行う黒岩祐治知事=県庁

 神奈川県の黒岩祐治知事は4日の定例会見で、衆院選の結果について「総じて言えば野党が負けた選挙だったと言えるのではないか」と述べ、理由に野党共闘を挙げた。

 「自民党はそこそこに踏みとどまり、逆に野党がかなり厳しい状況になった」と知事。共産党を除く反自民が結集して連立政権が誕生するなど、これまでの歴史を振り返るとともに、「今回の選挙が違ったのは共産党も入った野党共闘。さまざまな反応をされる方がいる中で、その部分が表に出たと思う」と強調した。

 さらに「大きな二つの塊で二大政党的な所へと選択肢を提示するのは分かりやすいが、今後どのように進んでいくのか、注目して見ていきたい」と語った。

 一方、神奈川13区で自民党の甘利明氏が敗北し党幹事長を辞任したことについて「大変ショック。政策通で、その実力が発揮されると期待していたところだったので非常に残念だ」とし、「この選挙区では野党共闘が見事に寄与した」と述べた。

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