J1制覇を逃した横浜MのDF小池龍太(26)が4日の練習後にオンライン取材に応じ、「もっとチームに恩返し、還元すべきことが多かった。素直に悔しい」と心境を語った。
チームは3日のG大阪戦で今季初めて連敗を喫し、4試合を残してライバル川崎のリーグ連覇を許した。最終節に直接対決を残していただけに悔しい結果に終わったが、一年間の努力が全て否定されるわけではない。
シーズン中の予期せぬ監督交代に見舞われながら、34試合で積み上げた勝ち点は72。優勝した2019年の70を上回っている。昨春にロケレン(ベルギー)から加入して今季27試合に出場しているサイドバックは、「この数字をどれだけ伸ばせるか、サポーターも楽しみにしていると思う。結果を出している年に一員として戦えているのは本当に幸せ」と語った。
6日にはFC東京戦(午後4時・日産ス)が控える。大きな目標を失った直後だからこそ、チームの真価が問われる一戦になる。小池は「このメンバーでできるのも今年だけ。難しい状況でも結果を残し、サポーターに誇りに思ってもらえるチームにしたい」と必勝を期した。