外務省、エチオピアの一部地域の危険レベル引き上げ 渡航中止や退避勧告

外務省は、エチオピアの一部地域の危険レベルを引き上げた。

アムハラ州ワグ・ヒメラ地区、北ウォロ地区、南ウォロ地区、オロミアゾーン地区、アルゴバ地区、北シェワ地区、アファール州フェンティ地区、アウシ地区、ギルバティ地区を退避勧告にあたるレベル4、それ以外の地域も渡航中止勧告にあたるレベル3もしくはレベル4を継続、もしくは引き上げている。首都のアディスアベバはレベル3となる。

2020年11月に、ティグライ州でティグライ人民解放戦線(TPLF)とエチオピア連邦政府国防軍の間で軍事衝突が起き、その後も各地で戦闘が継続している。10月以降、空爆や地上作戦が強化され、軍事衝突が激化する可能性があることから、エチオピア政府が11月2日に全土に非常事態宣言を発令している。

外務省はスポット情報で、事態が急変する可能性を念頭に置き、商用便が運航されているうちに出国するよう求めている。

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