<レスリング>【2021年世界選手権・レビュー(22)】男子グレコローマン82kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2021年10月2~10日、ノルウェー・オスロ)


【男子グレコローマン82kg級・優勝】
ラフィク・フセイノフ(Huseynov, Rafik=アゼルバイジャン)

▲提供=UWW / 撮影:Kadir Caliskan

▲提供=UWW / 撮影:Kadir Caliskan

 1988年5月16日生まれ、33歳。2003年欧州カデット選手権から国際キャリアをスタート。2008年に欧州ジュニア選手権、2011年にシニアで欧州選手権を制覇するも、世界選手権ではメダルに手が届かず、2012年と2016年の2度のオリンピック出場はならず。

 その後、80・82kg級で闘い、2019年世界選手権82kg級で2位に躍進し、2020年欧州選手権でも優勝。2021年5月の東京オリンピック最終予選は77kg級に落として2位で通過。オリンピックでは3位に入賞した。今回、82kg級に戻して初の世界一へ。

 ■ラフィク・フセイノフの話「やっと世界チャンピオンになれました。2ヶ月前(東京オリンピックで3位になり)、世界チャンピオンになって、ひとつの歴史をつくることを宣言しましたが、実現しました。これからは、趣味のようにレスリングを楽しむことができます。

 昨日、父に『最後にシューズを脱いで(引退表明)フィナーレにしたい』と言いましたった。父は『5ヶ月か6ヶ月休めば、また闘いたくなるかもしれないよ』と言ってきました。続けることを望んでいるんですね。アゼルバイジャンの協会が私にオリンピックまで活動することを望んでいるなら、そうするかもしれません。レスリングが大好きです。レスリングは私の仕事ではなく、私のライフスタイルだからです」

《1回戦~決勝の成績》=resultトーナメント表
決 勝 ○[2-1]Akbudak, Burhan(トルコ)
準決勝 ○[2-1]Akiev, Adlan(RWF)
3回戦 ○[7-6]Kessidis Bjurberg, Alexandros Michel(スウェーデン)
2回戦 ○[警告、4:29=11-1]Asykeev, Kalidin(キルギス)
1回戦 ○[Tフォール、2:04=9-0]Kaljola, Ranet(エストニア)


【表彰式】=写真なし

[2]Akbudak, Burhan(トルコ)
[3]Akiev, Adlan(RWF)
[3]Poshtam, Peyman Sultanmurad(イラン)


【決勝・動画】
Huseynov, Rafik(アゼルバイジャン)○[2-1]●Akbudak, Burhan(トルコ)

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