那覇メインプレイスで予約なし接種 7日実施「第6波の前に」

 沖縄県那覇市と同市医師会は7日、同市のサンエー那覇メインプレイス2階シネマQ前で、予約不要の新型コロナウイルスワクチン接種を実施する。1回目の接種を受けていない人が対象で定員は約60人。那覇市民は接種券がなくても受けられるが、市外の人は接種券が必要。16歳未満は保護者の同伴が必須。

 4日に開かれた那覇市の定例記者会見で市と同市医師会が発表した。那覇市の集団接種会場での1回目接種は14日で終了する予定。那覇市民の接種率(2回目)は4日時点で約65%にとどまり、目標の8割に届いていない。

 会見で那覇市医師会の玉井修副会長は「各国の状況を見ると第6波が来るのは間違いない。収束している今だからこそ準備しておかないといけない。接種率が低い、若い世代にも打ってほしい」と呼び掛けた。

 那覇市は2日付で、市内の小学校と同校の児童が通う放課後児童クラブで計11人の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。10月上旬から中旬にかけて感染が確認され、同29日に市保健所がクラスターと確認した。感染者が発生したクラスと児童クラブは数日休止し、現在は再開している。

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