韓国高校生「日本は同じ価値共有するが憲法改正間近」「やがて弾道ミサイルや海兵隊も持つ」

韓国紙が日本の軍事脅威について触れ、やがて正規の軍隊を持ち、弾道ミサイルや海兵隊も持つことになると予想する現役高校生の寄稿文を掲載した。

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京畿日報は4日、地元の現役高校生であるキム・ジェヒョン氏の寄稿文『日’軍国主義復活’野望を徹底警戒すべし』を掲載した。

キム氏は「日本と韓国は過去5千年の歴史の中で時に敵として、また時に味方として互いに大小の影響を交わして過ごしてきた」とし、「最近は民主主義と資本主義という同じ価値を共有する同盟国として、今後北東アジアと世界の未来を共に作っていくべき重要なパートナーだ」と評価するが、「しかし、最近日本の歩みを見れば、先に述べた日本の重要性にも関わらず、我々は日本を警戒しなければならない必要がある」と指摘した。

キム氏は、「日本の国家的情緒と戦略はますます右翼化している:とし、憲法改正による自衛隊の正式軍隊化を挙げ、「我が国の立場では、たとえ今は同盟国(※実際は米国を介した間接的同盟国)であっても(日本は)第二次大戦の戦犯国であり、かつて韓国を踏みにじった日本が再び軍隊を創設するというニュースは不愉快でしかない」と述べている。

キム氏は「もし日本が軍隊を創設したらどうなるのか?」という問いのもと、自衛隊がこれまで持てなかった弾道ミサイルや巡航ミサイルを保有できるようになることや、海兵隊を公式に編成できるようになること、武器輸出禁止原則が完全に廃止され新武器開発スピードに拍車が掛かることなどを挙げた。

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キム氏は最も脅威的な事態として、日本の対GDP比国防費が増加することを挙げた。キム学生は「日本は世界3位の経済大国で、大量の資金をもとにした巨大規模の軍隊を育てる能力を持っている」とし、「このような日本の動きをきちんと統制できなければ、やがて韓国は世界の火薬庫である北東アジアで声一つまともに出せず、過去の(李氏)朝鮮のように強大国に振り回される危険がある」と危惧した。

キム氏は「日本が軍隊を創設すると言っても、これは韓国ではなく中国を狙った軍隊創設だと言う人もいるだろう」としつつも、「韓国は日本の強大な軍事力によって見えない圧迫を受ける可能性があり、世界で韓国の影響力が減る危険が存在する。このため、私たちは日本の軍隊創設を積極的に阻止し、常に注意深く警戒しなければならない」と指摘した。

キム氏は、軍事分野以外でも近年、日本内で激しくなる嫌韓感情も日本内で警戒しなければならない現象の一つだ」とし、「自民党は、すべての内部不満を減らせる一種の政治的裏技として外部の敵を作った。前にはその対象は北朝鮮だったが強制徴用判決問題以降は大韓民国になった」と伝えた。

そして、「これは思ったより一層深刻な問題」であるとし、日本の「嫌韓流」という漫画が100万部売れたことや韓国作家による「反日種族主義」日本語版も大きな話題になったことを挙げ、「我々は日本という国家の旧軍国主義時代への復活の試みを常に警戒し、敏感に対応しなければならないだろう」と述べている。

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