【焚き火シーズンど真ん中】初心者必見!焚き火のマナーなどキャンプを楽しむためのポイントを聞いてみた!〜教えてナイスキャンプマン#2〜

キャンプの楽しさ、そしてキャンプマナーの大切さを伝える”キャンプの妖精”ナイスキャンプマン。今回の記事では、焚き火を楽しむときの注意事項や消灯時間のルールなど、キャンプをみんなで楽しむためのマナーやポイントについてお聞きしました!初心者キャンパーさんもベテランキャンパーさんもぜひご一読ください♪

インタビュー企画「教えてナイスキャンプマン」とは?

ハピキャン編集部提供

“キャンプを愛する妖精”ナイスキャンプマン。

ナイスキャンプマンは、キャンプの楽しさやキャンプマナーの大切さを伝えるために人間界にやってきました。

そんなナイスキャンプマンに、自身もキャンパーであるマッキーがキャンプに関するアレコレを聞く企画、その名も「教えてナイスキャンプマン!」

今回は焚き火や消灯時間のことなど、キャンプ場での夜の過ごし方について聞いてみました。

ナイスキャンプマンのプロフィール

ナイスキャンプマン提供

ナイスキャンプマンプロフィール*公式サイトより引用

消しゴムはんこキャンパーPIRIHANKOの作品から飛び出したキャンプを愛する妖精。

2018年4月に青川峡キャンピングパークで発見され楽しいキャンプを未来へツナグために、キャンプ場やイベントに出没してナイスキャンパーを育成中

【前回の教えてナイスキャンプマン!】おすすめのキャンプ場など初心者に役立つ情報を教えてもらいました。

【初心者必見】おすすめキャンプ場、キャンプの準備など気になることを聞いてみた!~教えてナイスキャンプマン#1~ - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

「焚き火」を楽しむために、ちゃんとマナーも知っておこう

ハピキャン編集部提供

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早速だけどマッキー、キャンプの醍醐味といったら何を想像する?

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やっぱり焚き火ですかね!

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焚き火めっちゃいいよね!僕も焚き火は大好きだな〜♪
最近だと焚き火マイスターの猪野正哉さんといったような、焚き火を職業にした人もいるぐらいだもんね。

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「焚き火をするためにキャンプに行く」っていうキャンパーもたくさんいると思います。ちなみに僕もその1人です(笑)

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もはやキャンプと焚き火はセットなのかも!ところで、マッキーは「焚き火」と「火遊び」の違いを考えたことはある?

みなさんは「焚き火」と「火遊び」の違いについて考えたことはありますか?

正直なところ、マッキーはナイスキャンプマンに聞かれてハッとしました。実際、あまり考えたことはなかったからです。

ナイスキャンプマンに「焚き火」と「火遊び」の違いを教えてもらいましょう!

「焚き火」と「火遊び」は全くの別物

筆者撮影

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先ほどおっしゃっていた「焚き火」と「火遊び」の違いとは、どういうことでしょうか?

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簡潔に言うのは難しいけど「火の怖さ」をちゃんと認識しているかってコトかな。

ハピキャン編集部提供いつになく真剣な表情をしているナイスキャンプマン

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火には人間の範疇を超えたパワーがあると僕は考えていて、同時に火との距離感もとても大切だと思っているよ。

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ふむふむ、確かにそうですよね!距離感を間違えてしまうと火事の原因にもなってしまいそうです。

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もしテントに火が燃え移ってしまったら、と考えるだけでもゾッとしちゃうもん...。

筆者撮影

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キャンプで焚き火を楽しむのはもちろんOK♪
でも、焚き火をする上で適切な対応や管理ができているか、といったこともちゃんと意識することが忘れない様にしたいよね!

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「必要以上に火を大きくしない」「風の強い火は焚き火をしない」はもちろんのこと、もう一度焚き火への向き合い方を考え直す必要がありそうです。

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そうだね。マナーを守れてない、火の怖さを認識していない「焚き火」は、「火遊び」をしているだけとも言える。

きつい言い方になってしまったけど、火を扱う上では絶対に忘れないでほしいな。

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焚き火を楽しむ際には、消火用の水を近くに置いておいたり、火が周りに燃え移らないようにする配慮が必要ですね!

「火の怖さ」をちゃんと認識することが大切だと話すナイスキャンプマン。

焚き火の楽しさに目を奪われがちですが、焚き火をするということは「火を扱う」ということ。

「焚き火をしているつもりが、火遊びをしていた」そんなことにならないように気をつけたいですね!

焚き火は“終わりを考えて”楽しむもの

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あと、焚き火を楽しむうえで、焚き火の終わりも考えておくことも大切だよ!

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「終わり」といいますと?

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例えば、消灯時間までに焚き火が鎮火する様に調整したり、炭や灰が周りに散らばらない様に配慮したりするようなコトかな。

青川峡キャンピングパーク提供

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ちょっとこの写真を見てみて。燃えきらなかった炭や灰がサイトに散らばってしまっているよね(涙)

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キャンプ場で務めているとこの光景よく見ます。散らばった炭や灰の回収って本当に大変なんですよ〜(汗)

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「立つ鳥跡を濁さず」という言葉になぞらえて「焚き火後、跡を残さず」という意識をキャンパーみんなに持って欲しいな。自分だけでなく次に来るキャンパーさんも気持ちよくキャンプを行えるようにね!

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来た時以上にテントサイトをきれいにしてくれると、キャンプ場スタッフとしてはとても嬉しいです!

ナイスキャンプマンおすすめの焚き火関連ギアを教えて!

焚き火をこよなく愛するキャンパーでもあるナイスキャンプマン。

そこで、ナイスキャンプマンがおすすめする焚き火関連ギアも教えてもらいました。

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実際に僕が愛用しているものを紹介するね!

キャンパーなら1つは持っておきたい焚き火関連ギア「火消し壺」

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まず絶対的におすすめしたいのは「火消し壺」

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え、火消し壺ですか。なんか...地味ですね(笑)

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何言ってるのマッキー!火消し壺はキャンパーなら持っておくべきキャンプギアだよ。

筆者撮影アウトドアメーカーから様々な火消し壺が発売されています。

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全てのキャンプ場に灰捨場があるわけじゃないし、焚き火に使った薪が完全に燃え切って灰になるとも限らないよね。

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確かに。管理人不在のキャンプ場とかだと、灰は持ち帰りの場所もあります。

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ほかにも、チェックアウトのときや消灯時間に焚き火が完全に灰になっていない可能性もある。そんなときに必要になるのが「火消し壺」だよ!

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うっ...。さっきは地味な道具とか言ってすみませんでした!

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焚き火台を持つなら、合わせて火消し壺も持ってて欲しいと僕は思うんだ〜。焚き火の最終処理まで考えられるキャンパーこそが、真のデキるキャンパーだよマッキー!

「焚き火台は複数持っているけど、火消し壺は持っていない」といったキャンパーさんもいるのではないでしょうか?

ナイスキャンプマンの言う通り、火を扱うなら火を消すということも考えなければいけません。

デキるキャンパーなら火消し壺は持っておきたいキャンプギアです!

扱いやすさを重視するなら「コールマン:ファイアーディスク」がおすすめ

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ちなみにナイスキャンプマンおすすめの焚き火台ってなんですか?

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初心者キャンパーにおすすめするなら「コールマン:ファイアーディスク」が良いと思う!

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あ、僕もそれ愛用してます!最近だとソロ用も発売されましたよね。

筆者撮影

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ファイアーディスクの良いところは、なんといっても扱いやすさ。組み立ても簡単でパーツも最小限だから初めての焚火台にはうってつけだよ。

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円盤上のシンプルな構造なので、使用後のメンテナンスも楽ちんなのも嬉しいです♪

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ちなみに薪じゃなくて炭を使えばBBQもできるよ。BBQができるように最初から専用の網が付いているのも助かるね。

筆者撮影

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ほかにも、焚き火で調理を楽しみたいなら「ユニフレーム:ファイアグリル」もいいかも!ダッチオーブンも乗せられる堅牢さは、さすがユニフレーム製だなぁ〜。

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ファイアーディスクもファイアグリルも、どちらもテッパンの焚火台なので持ってて損はしないですね!

ひとえに焚火台といっても、様々なメーカーから多くの焚火台が発売されています。

そのため「どの焚火台を買えば良いのかわからない」と悩んでいる初心者キャンパーも多いはず。

まずはナイスキャンプマンがおすすめする「コールマン:ファイアーディスク」か「ユニフレーム:ファイアグリル」の購入を検討してみてはどうでしょうか?

焚き火中の地面を保護するために「スパッタシート」を持っておこう

筆者撮影

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ところでマッキー、焚火台の下に敷いてあるものって何かわかる?

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これは...スパッタシートですね!

☝️スパッタシートとは難燃性の素材でできた耐火シートのこと。

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正解!これを焚火台の下に敷くことで、爆ぜた火の粉が地面に直接ついたり、地面への熱の影響をある程度防ぐことができるすごいやつなんだ。

筆者撮影

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焚き火を楽しむならこのスパッタシートもあると良いよ!これを使うことで焚き火による地面への影響もある程度防げるからね。

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折り畳めば嵩張らないので、持ち運びにも苦労しないのも助かります。

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でもスパッタシートを過信しすぎちゃだめだよ。スパッタシートの上で直火は絶対にだめだし、地面に対する全ての影響を防げるわけではないからね。

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わかりました。あくまでも「焚き火は自分が管理できる範囲内で楽しむ」ということを忘れないようにします!

焚き火をしていると、どうしても地面に熱が伝わってしまいます。スパッタシートを下に敷けばある程度の熱を防ぐことができるので、焚き火を楽しむときは敷いておきたいですね。

もちろん、ナイスキャンプマンの言う通りスパッタシートを過信してはいけませんよ。

キャンプ中の消灯時間は何時ぐらいがベスト?

焚き火に関する考え方や、おすすめの焚き火関連ギアを教えてもらったマッキー。

基本的に「焚き火は夜に行うもの」というイメージが強いかと思います。そこで、マッキーは夜関連のこととして消灯時間について聞いてみることにしました。

筆者撮影

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キャンプ中の消灯時間って何時ごろにするといいんでしょうか?

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キャンプ場によっては消灯時間を定めているところもあるから、まずは前提としてキャンプ場の消灯時間は必ず守ってほしいかな。

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僕が勤める青川峡キャンピングパークは22時が消灯時間です。でも、管理人不在のキャンプ場や消灯時刻が特に定められていないところではどうしたらいいでしょう?

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そうだねぇ。21時くらいから寝る準備をして22時には消灯するのが良いと思うよ。

キャンプ場の空間には大人だけでなく子どもたちだっている。普段の生活だと、22時には寝ている子どもたちも多いはずだからね。

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遅くまでわいわいしていると、周りの子どもたちだけでなく、他のキャンパーさんが寝付けなくなってしまいますもんね。

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キャンプだからこそわいわいしたくなる気持ちもわかるけど、キャンプだからこそ夜の静寂さを楽しめるようになりたいよね!

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とっても同感です!僕はキャンプに行ったとき、夜はぼーっとしているだけなんですけど、いつの間にか寝ちゃっています(笑)でも、朝目覚めた時はとても幸せな気持ちなんだよなー。

「キャンプに来たんだから夜も楽しみたい」という気持ちはナイスキャンプマンもマッキーもわかります。

でも夜の楽しみ方が「遅くまでわいわいする」では、周りのキャンパーさんに迷惑をかけてしまいますし、マナーが良い行為とは決して言えません。

そこで「夜の静寂さを楽しむ」という考え方にシフトしてみてはどうでしょう?普段は聞こえない動物の鳴き声が聞こえたり、空を見上げれば満点の星空が広がっていたりするかもしれませんよ♪

キャンプではあえて“自然の流れ”に身を任せてみよう!

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さっき消灯時間の話をしたときに思ったんだけど、キャンプ中は自然の流れに身を委ねるのもいいかも!

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どういうことでしょうか?

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「朝日が登ったら起きて、お腹が空いたらご飯を食べて、日が沈んだら眠る」という過ごし方をしてみると楽しいんじゃないかなぁ〜。

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つまり「◯◯時だから△△をしよう」というように、時間で区切って行動するのではなく、自然の流れやお腹の空き具合に沿って過ごしてみるってことですね。

筆者撮影日の出とともに目を覚ます。キャンプ中は自然に身を委ねてみると楽しいですよ

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そうそう。そうすれば、自分が一番気持ちいい時間にご飯を食べられて、眠れて、そして目覚めることができると思わない?

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確かに、どうしても日常生活だと時間に縛られてしまいますもんね。「時計を見ないキャンプ」に挑戦してみても楽しそうです。

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ゆっくりするためにキャンプに来てるのに、忙しなくずっと動いてたら疲れちゃうからね(笑)「時間に縛られない贅沢」をぜひみんなにも経験してほしいよ〜。

なかなか日常では味わうことができない「時間に縛られない贅沢」

そんな贅沢を経験するにはキャンプがうってつけかもしれませんね!

みなさん、次のキャンプでチャレンジしてみてはどうでしょうか?

ハピキャン編集部提供インタビュー終了後、ナイスキャンプマンと一緒に場内を散歩しました

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いろいろと質問をさせてもらってありがとうございました!

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いえいえこちらこそ!よかったらまた一緒にキャンプをしようよ!

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ぜひぜひ♪今度お会いするときもいろいろと聞かせてくださいね!

キャンプに関する疑問などに対して、快く答えてくれたナイスキャンプマン。

ユーモア溢れるナイスキャンプマンでしたが、時折見せる真剣な表情から本気でキャンプのことを考えてくれているんだと実感できました。

またお会いしたときにもいろいろと聞いてみたいものですね。

ありがとうございました!ナイスキャンプマン!

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