税金の無駄遣い2108億円

会計検査院、コロナ事業など検証

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政府が配布した布製マスク

 会計検査院は5日、官庁や政府出資法人を調べた2020年度決算検査報告を岸田文雄首相に提出した。税金の無駄遣いを指摘し、改善を求めたのは210件、総額2108億7231万円。新型コロナウイルス対策費を検証し、国が調達した布製マスクの大量保管や持続化給付金事業の再委託など、ずさんな契約や管理の実態が判明した。

 検査院は不適切な契約状況に懸念を示したが、緊急性を考慮して無駄遣いがあったとの指摘は見送り、報告で「適切な実施に努め、国民に広く情報提供をしてほしい」と述べた。

 大半の会場が無観客となった東京五輪・パラリンピックの収支は赤字が避けられない見通しだ。

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会計検査院による指摘金額、件数の推移