宇大の経済効果、19年度は343億円 学生の消費や所得増考慮 あしぎん総研と初調査

地域経済への波及効果を説明する池田学長(左)=4日午後、宇大

 宇都宮大とあしぎん総合研究所は4日、宇大で記者会見し、宇大が本県にもたらす経済波及効果は2019年度ベースで343億2千万円に上ったと発表した。学生・教職員1人当たりの換算額では、医学部のある山形大や山口大と同規模という。経済波及効果の調査は、県内の大学で初めて。

 調査は「大学の価値の見える化」が目的。卒業者の生涯賃金増加を考慮した消費増加、民間企業との共同研究、学会や入試などのイベント開催、学生・教職員の消費活動による効果など六つの区分で行った。

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