勝田貴元の凱旋デモランも決定。ラリーファン注目、9日間に及ぶ『ラリーウィーク』が11月6日開幕

 11月11日~14日に予定されていたWRC世界ラリー選手権第12戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2021』は、残念ながら中止となってしまった。その代わり、同時期にラリーファンが楽しめるイベント『ラリーウィーク』が今週11月6日(土)から14日(日)までの9日間、愛知県豊田市や名古屋市、岡崎市などで開催されることになった。

 ラリーウィークは2022年11月10日(木)~13日(日)に開催されるラリージャパンへの思いを込めたイベント。11月6日(土)~7日(日)のTGRラリーチャレンジ第12戦豊田、11月13日(土)~14日(日)のフォーラムエイト・セントラルラリー2021というふたつのラリーイベントを中心に構成される。

 このふたつを結ぶのが、8日(月)から12日(金)にかけて、中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)エリアで行われるラリーイベントだ。会場はテレビ塔南側イベントスペースのレイヤード・ヒサヤオオドオリパークで、トヨタ・ヤリスWRカーのレプリカ展示をはじめ、WRC写真展、WRCのポディウムをイメージしたフォトスポットの設置、プレゼントキャンペーンの実施などが予定されている。

 さらに、ラリーウィークには数多くのラリーコンテンツが用意されているが、中でも注目したいのが日本人WRCドライバー、勝田貴元によるWRカー『トヨタ・ヤリスWRC』のデモランだ。

 今季のWRC第6戦『サファリ・ラリー・ケニア』で2位表彰台を獲得した勝田による凱旋パフォーマンスは7日(日)、TGRラリーチャレンジの鞍ケ池公園を会場として行われる。走行予定時刻は1回目が8時55分から9時05分、2回目は13時15分から13時30分となっている。

 一方のセントラルラリーでも13日(土)に岡崎乙川河川敷会場で、ベテランドライバーによるヤリスWRカーのデモランが予定されるほか、同ラリーには複数のGRヤリスのエントリーが予定されているのもトピックのひとつだ。

 2022年のWRC日本ラウンド開催をPRするべく、ラリージャパン事務局も3つの会場でラリーウィークに参加する。特設ブースではパネル展示やノベルティ配布、ラリージャパン関連グッズの物販などを予定。また、13日朝に行われるセントラルラリーのセレモニアルスタート直前には、ラリージャパン関係者による2022年開催へ向けたメディア向けの決起集会が開催される。

『ラリーウィーク』はラリージャパンが中止となった空白を埋めるべく、ファンがラリーの魅力に触れられる9日間となっている。各イベントのタイムスケジュールなど詳しい情報は、ラリーウィーク特設サイトなど下記ウェブサイトで確認してほしい。

勝田貴元はTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムから今季のWRCに参戦中。2022年シーズンも引き続き、シリーズにフル参戦することが発表されている。

■ラリーウィーク特設サイト
https://toyotagazooracing.com/jp/event/rallyweek2021/

■TGRラリーチャレンジ豊田
11月6日(土)~7日(日)
SS:鞍ヶ池公園、市内林道、トヨタ・テクニカルセンター下山(テストコース)
https://toyotagazooracing.com/jp/rallychallenge/report/2021/12/

■フォーラムエイト・セントラルラリー2021
11月13日(土)~14日(日)
サービスパーク:豊田スタジアム
https://central-rally.jp

■ラリージャパン公式サイト
https://rally-japan.jp/

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