パナソニック、常設の自社スタジオ「Studio CONNECT」開設

パナソニック株式会社の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社は、本社浜離宮ビル15階に常設の自社スタジオ「Studio CONNECT」を開設した。同スタジオの機材はCNS社の放送・業務用映像システムで構成されている。スタジオ予約さえすれば、イベント配信が可能。またオペレーターが常駐し、発信したい社員の操作をサポートするという。

Studio CONNECTでは、同社開発の広角で20倍以上のズームを搭載するリモートカメラ注を3台採用。通常の配信システムでは、一定のアングルでしか人を映すことができないが、リモートカメラは天井や壁面に設置することができるため、有効に空間を活用し、人が撮影しにくいアングルの撮影も可能にする。同社独自開発の自動追尾ソフトウェア「AW-SF100G」「AW-SF200G」(別売)との連携で、話し手を追いかけ、常に映し続けることで、臨場感を生み出すとしている。

またリモートカメラを使うことにより、カメラマンが立ち入ることなく遠隔制御でクオリティの高い映像の撮影・操作が可能になり、現地ではオペレーター1名、イベントスピーカー1名の、最小2名でのイベントのオンライン配信が可能。撮影用の小型カメラクレーンやカメラレールも導入するため、異なる角度からの様々な映像演出も可能になるという。さらにはCNS社のタッチスクリーン液晶ディスプレイなども活用し、ディスプレイ上の資料に文字を書き込みながらの説明や、簡単にホワイトボードに切り換えて参加者とコミュニケーションを行うことも可能だ。

今後はStudio CONNECTを活用し、マーケティング、営業関連の情報発信、また国内のみならず海外の社員とのコミュニケーション機会を増やし、対話の強化に専念していくという。またスタジオソリューションとしてStudio CONNECTをショーケースとしてユーザーに提案していくことも検討中とのこと。

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