横浜DeNAの三嶋一輝投手(31)が、日米通算139セーブを残した斎藤隆新コーチの教えを胸に、レベルアップを目指す。「45歳まで現役をされた方。上背は全然違うけど(加齢による)体の変化などいろいろ聞くのが楽しみ」と語った。
秋季トレーニング初日の4日に対面した際には「蓄積疲労もあるから無理せずに。自分のペースでやりなさい」と声を掛けられた。三浦監督も「(斎藤コーチが)経験してきたことを得られるチャンス。貪欲に聞いて吸収してほしい」と右腕に求める。
守護神として臨んだ今季は自己最多の23セーブをマークしながら3勝5敗、防御率4.08。シーズン中に左右の足首を1回ずつ捻挫したことを明かした上で「大事なポジション。痛いとか表に出してはいけない。優勝に絡むチームはクローザーが安定しているので責任を感じる」と悔やんだ。
捲土(けんど)重来の来季へ、秋は体の土台となる下半身をいじめ抜く。「フォームが安定していなかった。自分を追い込む時間にしたい」と意気込んだ。