巨人・菅野が“下克上”先陣へ悲壮決意「120球投げても中3日、中4日は覚悟」

笑顔を見せた菅野(東スポWeb)

巨人は5日に6日から始まる阪神とのCSファーストステージに向け、敵地・甲子園で最終調整を行った。

逆転日本一を目指し、先陣を切るのはエース菅野智之投手(32)だ。菅野が最後に登板したのは10月23日のヤクルト戦(東京ドーム)。その後は今月2日の練習でシート打撃に登板したのみとあって「ちょっと期間が空いて、体を休めることができた。万全の状態で明日の試合に臨むことができると思います」と力強く宣言した。

シーズンの前半戦は4度の登録抹消もあったが、後半戦は尻上がりに調子を上げ、6勝(7敗)を挙げた。「その時(後半戦)よりも1段階、2段階良くなっているのは間違いない」と手ごたえを口にし、時おり明るい表情ものぞかせた。

短期決戦となるポストシーズン。ファーストステージを突破すれば、10日からヤクルトとのファイナルステージ(神宮)が待ち受ける。それでも菅野は「先発が長いイニングを投げるに越したことはない。いつも通り。最低6回。6回以上は投げたい」とし、球数についても「シーズン中は意識するけど、明日からの戦いは意識しない。120球投げても、中3、中4は覚悟している」とフル回転を誓った。

第1戦を勝利しなければ、一気に崖っぷちに追い込まれるファーストステージ。敵地で仁王立ちできるか見ものだ。

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