社会人類学者の中根千枝さん死去

「タテ社会の人間関係」

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中根千枝さん

 「タテ社会の人間関係」などの著作で知られる社会人類学者で、東京大名誉教授の中根千枝(なかね・ちえ)さんが10月12日午前4時、老衰のため東京都品川区の老人ホームで死去した。94歳。東京都出身。葬儀は親族で行った。喪主は妹松井淳子(まつい・あつこ)さん。

 文明と社会を考察した著作「未開の顔・文明の顔」で毎日出版文化賞を受賞。1967年の「タテ社会の人間関係」は、インドや西欧との比較から、日本を年次や序列などの「タテ」の関係で構成された社会として分析。100万部を超すベストセラーとなった。

 女性で初めて東京大教授に就任し女性研究者のパイオニアとして活躍した。