最終プラクティスもトヨタ8号車が最速【タイム結果】2021年WEC第6戦バーレーン FP3

 11月5日、WEC世界耐久選手権第6戦バーレーン8時間レースのフリープラクティス3回目が、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、トヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)が最速タイムをマークした。

 現地時間13時20分、気温31度/路面温度42度という暑さのなか、60分のセッションがスタート。ここまでの2セッション同様、トヨタの8号車はハートレーが、7号車は小林可夢偉が、最初のタイムアタックを敢行。ハートレーは2周の計測で1分48秒346までタイムを伸ばし、トップに立つ。一方の7号車可夢偉は3週連続での計測を行い、1分48秒777のベストタイムをマークしている。

結局、これらのタイムはセッション終了まで更新されず、8号車、7号車の順でトヨタのワン・ツーとなった。8号車はFP1からFP3まで、すべてのセッションをリードして予選を迎える。

 3番手には、LMP2クラスの首位となるJOTA38号車オレカ07・ギブソンが入っている。4番手にはLMP2クラスのユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカが続き、ハイパーカークラスのアルピーヌ・エルフ・マットミュート36号車アルピーヌA480・ギブソンは、総合5番手タイムとなっている。

 LMGTEプロクラスでは、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19がクラス首位。僚友の91号車も続き、ワン・ツーでプラクティスを終えた。

 LMGTEアマクラスは、チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェがトップタイムをマークした。星野敏と藤井誠暢がドライブするDステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMRはクラス10番手、木村武史の乗るケッセル・レーシング57号車フェラーリはクラス12番手でセッションを終えている。

 セッションは開始15分のところで、コース上のボラードが外れて清掃が必要になったため、赤旗が提示された。10分後に再開となったが、セッション終了が当初予定よりも10分延長となり、14時30分にチェッカーフラッグを迎えている。

 WEC第6戦はこのあと現地時間17時20分(日本時間23時20分)から、決勝レースのスターティンググリッドを決する予選のセッションが行われる。

■2021年WEC第6戦バーレーン フリープラクティス3回目暫定結果

Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Time

1 8 HYPERCAR トヨタ・ガズー・レーシング トヨタGR010ハイブリッド S.ブエミ
中嶋一貴
B.ハートレー MI 1’48.346

2 7 HYPERCAR トヨタ・ガズー・レーシング トヨタGR010ハイブリッド M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス MI 1’48.777

3 38 LMP2 JOTA オレカ07・ギブソン R.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
A.デビッドソン GY 1’51.188

4 22 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツUSA オレカ07・ギブソン P.ハンソン
F.シェーラー
F.アルバカーキ GY 1’51.524

5 36 HYPERCAR アルピーヌ・エルフ・マットミュート アルピーヌA480・ギブソン A.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール MI 1’51.794

6 28 LMP2 JOTA オレカ07・ギブソン S.ゲラエル
S.バンドーン
T.ブロンクビスト GY 1’52.059

7 1 LMP2 リシャール・ミル・レーシング・チーム オレカ07・ギブソン T.カルデロン
S.フローシュ
B.フィッセール GY 1’52.681

8 70 LMP2 ProAm リアルチーム・レーシング オレカ07・ギブソン E.ガルシア
L.デュバル
N.ナト GY 1’52.758

9 20 LMP2 ProAm ハイクラス・レーシング オレカ07・ギブソン A.フィヨルドバッハ
D.アンデルセン
R.クビサ GY 1’52.825

10 29 LMP2 ProAm レーシング・チーム・ネーデルランド オレカ07・ギブソン F.バン・イアード
G.バン・デル・ガルデ
J.バン・ウィタート GY 1’53.008

11 31 LMP2 チームWRT オレカ07・ギブソン R.フラインス
F.ハプスブルク
C.ミレッシ GY 1’53.181

12 21 LMP2 ProAm ドラゴンスピードUSA オレカ07・ギブソン H.ヘドマン
J-P.モントーヤ
B.ハンリー GY 1’53.833

13 34 LMP2 インターユーロポル・コンペティション オレカ07・ギブソン J.スミエコウスキー
R.バン・デル・ザンデ
A.ブランドル GY 1’55.799

14 92 LMGTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 K.エストーレ
N.ジャニ
M.クリステンセン MI 1’56.590

15 44 LMP2 ProAm ARCブラティスラバ リジェJS P217・ギブソン M.コノプカ
O.ウェッブ
N.パンチアティシ GY 1’56.703

16 91 LMGTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 G.ブルーニ
R.リエツ
F.マコウィッキ MI 1’57.406

17 51 LMGTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo A.ピエール・グイディ
J.カラド MI 1’58.411

18 52 LMGTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo D.セラ
M.モリーナ MI 1’58.519

19 56 LMGTE Am チーム・プロジェクト1 ポルシェ911 RSR-19 E.ペルフェッティ
M.カイローリ
R.ペーラ MI 1’58.696

20 83 LMGTE Am AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo F.ペロード
N.ニールセン
A.ロベラ MI 1’58.803

21 47 LMGTE Am チェティラー・レーシング フェラーリ488 GTE Evo R.ラコルテ
G.セルナジョット
A.フォコ MI 1’58.926

22 86 LMGTE Am GRレーシング ポルシェ911 RSR-19 M.ウェインライト
B.バーカー
T.ギャンブル MI 1’59.022

23 77 LMGTE Am デンプシー・プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR-19 C.リード
J.エバンス
M.キャンベル MI 1’59.061

24 88 LMGTE Am デンプシー・プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR-19 K.アル・クバイシ
A.ジェフェリーズ
J.アンドラウアー MI 1’59.355

25 85 LMGTE Am アイアン・リンクス フェラーリ488 GTE Evo R.フレイ
S.ボフィー
K.レッグ MI 1’59.634

26 98 LMGTE Am アストンマーティン・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR P.ダラ・ラナ
A.ファーフス
M.ゴメス MI 1’59.681

27 33 LMGTE Am TFスポーツ アストンマーティン・
バンテージAMR B.キーティング
D.ペレイラ
F.フラガ MI 1’59.730

28 777 LMGTE Am Dステーション・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR 星野敏
藤井誠暢
A.ワトソン MI 1’59.949

29 54 LMGTE Am AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo T.フロー
F.カステラッチ
G.フィジケラ MI 2’00.089

30 57 LMGTE Am ケッセル・レーシング フェラーリ488 GTE Evo 木村武史
M.イェンセン
S.アンドリュース MI 2’00.805

31 60 LMGTE Am アイアン・リンクス フェラーリ488 GTE Evo C.スキアヴォーニ
A.ピッチーニ
M.クレッソーニ MI –

※リザルトは編集部集計

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