MOTULが手掛けるエンジンオイル『300V』が誕生50周年。11月よりシリーズ新製品が発売

 11月5日、フランスのエンジンオイルメーカー『MOTUL(モチュール)』の日本総輸入販売元であるモチュール・ジャパンは、同社の主力製品であるエンジンオイル『300V』シリーズの新製品を2021年11月より順次発売を開始すると発表した。

 多くのメーカーやレーシングチームのパートナーを努め、モータースポーツの技術発展に貢献している世界的潤滑油メーカーのモチュール。そんなモチュールが1971年に世界で初めてエステル技術を活用したエンジンオイルとして発売したのが300Vだ。

 2021年には販売開始から50周年を迎え、その歴史のなかでも進化をし続けてきたロングセラーシリーズの300Vだが、今回新たな300Vが発売されることになった。新たに登場する300Vは、改良された『ESTERCore(エステル・コア)テクノロジー』によってさらに進化を遂げた革新的なオイルになっている。

 エステル・コア・テクノロジーは厳選されたエステル添加剤と最高品質の合成基油を配合し、現代のエンジンやクルマ、マシンのコンディションに対応する新技術だ。この技術により優れた走行体験が可能になり、レーサーや一般ドライバーに、パワーや耐久性、信頼性をもたらし、レーサーやモータースポーツを愛する人だけではなく、一般のドライバーもスムーズな走行を体験できるオイルへと改良されている。

 そのほかにも、新300Vオイルにはエンジン内部の摩擦抵抗を低減することでエンジンパフォーマンスの向上を実現し、信頼性においても、最大限の油膜抵抗を実現する高いせん断安定性を提供することにより、高い性能はそのままにエンジンを保護することが可能になっているという。

 この新300Vエンジンオイルには、0W-8から5W-30までの低い粘度グレードで出力重視の『POWER(パワー)』、0W-40から15W-50までの中間粘度グレードで出力と耐久を両立させた『COMPETITION(コンペティション)』、10W-60および20W-60の粘度でエンジン保護を重視した耐久系の『LE MANS(ル・マン)』という3つのグレードが用意されている。

 誕生から50周年を迎え、さらに進化を続けるモチュールの新300Vエンジンオイル。標準小売価格は2Lで8360円(税込)となっており、11月より順次発売が開始される予定だ。詳細はモチュール公式ホームページ内の新300V製品サイト(https://300v.jp/series/)まで。

新300Vエンジンオイルには3シリーズを用意

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