【新型アウトランダーPHEVグレード解説】装備内容を考えれば462万円のベースグレード「M」が一番買いだった

2021年12月16日に発売がスタートする三菱 新型アウトランダーPHEVは全3グレードが用意されることが判明している。価格は462万1100円〜532万700円となっており、一体どのグレードを選ぶべきか迷っているユーザーも少なくないはず。そこで今回は新型アウトランダーPHEVの各グレードを解説! 筆者個人としては7人乗りモデルが必要なければ、ベースグレードで十分という結論に至った。果たしてどんな違いがあるのか!?

三菱 新型アウトランダーPHEV

新型アウトランダーPHEVは全3グレード! 価格は462万1100円〜

三菱 新型アウトランダーPHEVは、M(5人乗り:462万1100円)、G(5人乗り:490万4900円/7人乗り:499万6200円)、そして最上級グレードにあたるP(7人乗り:532万700円)となっている。Gを490万4900円〜としてのは5人乗りモデルと7人乗り仕様をラインアップしているためであり、7人乗りの場合499万6200円となるのだ。

ちなみにMは5人乗りのみ、Pは7人乗りのみとなっている。

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【内装比較】ナビは全車標準! 最大の違いは後席用USBポートとシートにあり

全車CDやDVDといった物理ディスクの再生には対応しておらず、スマホやUSBメモリの音楽を再生する仕組みだ。エアコンは全車左右で温度調整可能なデュアルエアコンを完備している

まず新型アウトランダーPHEVは全車に9インチのスマホ連携ナビとフル液晶メーターが標準装備となる。最上級グレード「P」にのみBOSEプレミアムサラウンドシステム(9スピーカー)が標準装備となり、中級グレード「G」には10万4500円のメーカーオプションとなる。ちなみにベースグレードは6スピーカーのみの設定だ。

オーディオ関係でいけばGとPには、センターコンソール裏に後席用のUSボート(タイプAとタイプCが一つづつ)を備えるのだが、ベースグレードMには設置されないといった違いがある。

ファブリックシートはベースグレードだけ! 最上級グレードは触り心地のいいセミアニリンレザーシートだ

最上級グレードはオレンジのステッチが入り、インパネ全体にもオレンジの挿し色が特徴だ

内装機能はどのグレードであっても大差はないが、最大の違いはシート地にある。ベースグレードMはブラックとライトグレードの2種のファブリックシート、中級グレードGは人工皮革と合成皮革を掛け合わせたブラックのコンビシートとなる。そして最上グレード「P」はオレンジのステッチが特徴のセミアニリンレザーシートが標準装備となるのだ。

ちなみにGにはブラックとライトグレーのレザーシートがそれぞれオプション設定される。ライトグレーのシートについては最上級のPでも選択出来るが、こちらはセミアニリンレザーではなくGのオプションと同じ通常のレザーとなるため、2万2000円安くなるのが面白いところだ。

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【先進安全装備比較】全車衝突被害軽減ブレーキと運転支援システムを標準装備

先進安全装備に違いはなく、衝突被害軽減ブレーキはもちろんのこと、レーダークルーズコントロールと車線維持支援機能がセットとなるマイパイロットも標準装備となるなど、どのグレードであっても十二分な内容となるのだ。

【エクステリア(外装)比較】バンパーに注目! ベースグレードだけ18インチホイール

GとPはフロントに流れるウィンカーが装備される

最後にエクステリアだ。新型アウトランダーPHEVは全車LEDヘッドライトを標準装備としているが、ベースグレード「M」のみシーケンシャルウィンカーが備わらないといった違いがあるのだ。

MとGの場合、前後左右のバンパーがブラックの樹脂となる。最上級グレードはバンパー部がボディ同色となるのだ

そして最上級グレード「P」は前後左右のバンパーがボディ同色となるが、その他のグレードはブラックの樹脂となるといった違いがあるのだ。もし新型アウトランダーPHEVでアウトドアやオフロードといった悪路走行を楽しみたいユーザーは樹脂となるMとGがオススメである。

そしてGとおは20インチアルミホイールが備わるが、ベースグレード「M」のみ18インチホイールを装着するのだ。

ベースグレードながら十二分な装備のMが一番買い!

今回は新型アウトランダーPHEVの3つあるグレードの装備をそれぞれご紹介してきたが、どのグレードを買っても十分に満足できる仕上がりであった。ナビやフル液晶メーター、そして先進安全装備などといった装備内容を考えれば、筆者個人としてベースグレードもかなりオススメである。

これから購入を検討している方は、予算はもちろん納車後の使い方を考慮した上でグレード選びをして欲しい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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