現代のトキワ荘「マンガ家シェアハウス」、今月から貸室を拡大!令和の手塚治虫は輩出されるか?!

△入居者が描いた「多摩トキワソウ団地」

約30人のマンガ家やマンガ家を志す人たちが暮らす「マンガ家シェアハウス」が今年6月、東京・日野市にオープンし話題を集めましたが、今月から貸室を新たに9戸増やすと発表(11月4日)。
これにより、約40人ものマンガのクリエーターたちが一堂に会して交流し、腕を競い合うことになります。

次代の人気作家、令和の手塚治虫が輩出されるのではないか、と世間の関心も高まってきました。
詳細を見ていきましょう。

マンガ家育てる「トキワ荘プロジェクト」

多摩トキワソウ団地

マンガ家シェアハウス(交流住居)としては国内で最大規模となる同物件の名は「多摩トキワソウ団地」(UR都市機構の団地内)。

マンガ家育成事業「トキワ荘プロジェクト」を手がける特定非営利活動法人NEWVERY(東京・港区)が運営しています。
これまでに120人以上のプロのマンガ家を育て、世に送り出してきたという実績を持つ法人です。

この多摩トキワソウ団地は、一流のクリエイターを目指すマンガ家とマンガ家志望者を対象に、交流を通じて成長をはかる団地型のシェアハウス。
開設直後に満室となったことから、今回居室数を増やしました。

(→【人気のシェアハウス】テレワークだけじゃない?! 趣味が生きがいの粋な二地域居住者たちが集まり始めた!

「焦りも湧くが、さらに意欲も湧きます」

共用のワークスペース(イメージ、以下の画像も同じ)

現在の入居者にアンケートを取ったところ、こんな声が寄せられました(24名回答)。

『作家としての成長段階やジャンルが違うなか、さまざまな話を聞くことができて、楽しいですね』
『マンガ家としての働き方や制作への姿勢などが皆さん違いますので、自分の視野を広げることができました』
『マンガに対し熱意のある人たちに囲まれているので、影響されて焦りもありますが、さらなる意欲も湧いてきます』

ラウンジでも交流できる

月額費用は4.9万から5.4万円

家具一式が標準装備の居室

◆「多摩トキワソウ団地」概要

■「りえんと多摩平」(UR都市機構の団地型シェアハウス)の一部を賃借して提供
〇所在地:東京都日野市多摩平3-1-8
〇居室:原則1ユニット3室(1室1名)、洗面設備やトイレを共有
〇交通:JR中央線 豊田駅 徒歩8分
〇構造:鉄筋コンクリート造4階建て
〇賃料:37,000~42,000円
〇管理費:月額12,000円(水光熱費、ネット利用料込み)
〇敷金:30,000円
〇入居金:50,000円
〇共用部設備:トイレ、洗面設備、キッチン、調理器具、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、シャワーブース、洗濯機、乾燥機
〇個室の備品:エアコン、ベッド、机、イス、冷蔵庫、クローゼット、光コンセント
〇その他:共用のワークスペース、敷地内のシェア畑が利用可能。管理スタッフによる清掃あり

詳細はこちら

本記事と画像の出典:特定非営利活動法人NEWVERY 公式サイト

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